
ノアの方舟の様な生命のバックアップが出てきた辺りから不吉な雰囲気が漂い始めていたのですが、血筋を最も神聖視する王家の命が人工生命だったという事実。
王家の存在は神聖であると同時に、分子結合とDNAなどで配合された「物体」でした。
王政の威信は逆に、あいつらは神の作りし人間ではないという差別としても見られていたのかもしれない。
そう考えるとスコーンとパズルがハマったかのように今までの辻褄が合います。
見事なカタルシスです。
それだけですとかなり後味が悪くなりそうなのですが、そこに新しい命を持ってくる優しさ。全ての登場人物が実は二人の王女の為に心を一つにしていたという事実。
下世話な事を言えば、ここにきてやって見せてくれたエロい宇宙服サービスもウハウハ。
なんか色々と文句言いつつも見続けていて良かったですよ。
そしてこれって、お姫様が僕達の学校にやってきたという萌えシチュエーションの前フリを1クールもかけてやった様なものでもあり。
大きなドラマの流れというのは良いものですね。
今回のを見てやっと今後、素直にこのアニメを見られそうです。