
ある意味ただの説明回ではあるのですが、実に丁寧に作られていて驚きました。
ドラえもんの机の中のタイムマシンをはじめ、この作品の本棚が異界への入り口になるというような、身近なガジェットを使いこなせてこそ子供番組。
本を右へ、左へ、そして左右に開くというプロセスなどは、ごっこ遊びが出来るという実に大切なポイント。
子供たちの未来は真っ白なページ。
絵本を読むのが好きなみゆきでしたが、実は自分たちの行動がそのまま人生という絵本になる。
それを具体的なビジュアルで魅せてくれたのは本当に嬉しい。
子供向け作品というのを勘違いしている某アニメに見せてあげたいものです。
かと思えばゴプリキュアのお遊びからはじまり、まさかの婬獣大活躍など楽しいサプライズもいっぱい。
そしてちゃんと婬獣たちにも感情移入が出来るように作られていて、ラストシーンではちょっとウルッと来ちゃいましたよ。
本気で良質の子供番組を作ろうとしているスタッフの気概が伝わってきます。
さあ、気合を入れて楽しませていただきます!