
キャンディが殆ど突っ込まないのでつい忘れがちですが、伝説のプリキュアを探すというミッションを与えられたにも関わらず、みゆきは自分が好きになった人をプリキュアに誘ってるだけなんですね。
深読みすればこれ、みゆきの「一緒にプリキュアやろうよ」という気持ちがみんなをプリキュアに変えて行くという魔法にも見えて凄く楽しい。
このみゆきの履き違いが2話以降ずっと続いたまま遂に全員揃ってしまったわけで、これ狙ってやってたとしたら凄いなと思いました。
そして今回は脚本も演出も冴えまくり。
初めてプリキュアと対するマジョリーナがいちいちプリキュアの設定に新鮮に驚いたりしてくれている辺りは、制作者側もつい忘れがちになってしまう所でもあり、この辺をしっかり抑えてくれるところは実に良い感じ。
また鏡で敵を見破るなど冷静なビューティーの判断力を印象づけると同時に、視聴者の子供たちにとって凄く身近な遊びである「まちがい探し」を使う辺りの配慮も嬉しい。
演出面では随所に、れいかの表情を挟み込み感情移入をさせやすくなっており。
また白雪姫の人形を踏まれてから静かな怒りが燃え上がる彼女のタメが物凄く、販促やバンクで尺に余裕がない筈のプリキュアにおいて、この様にしっかりと間を取れる演出は相当勇気がいったのではないでしょうか。
脚本は佐々木なふみさん。演劇畑の方のようです。
演出は三人体勢で池畠さんがメインでしょうか。
さあ4人揃い、ますます楽しみになってきました。