つか、フレームをモリモリ動かしたり、完全に16:9を前提にした構図で演出しているせいで、テレ東で観ても結局はBS Japanで見直さないと演出意図が解りません。
困ったもんです。
さて、本編ですがとにかく映像にパワーがある。人が会話するだけのシーンにおいても常に構図に気を遣い、映像の力学を考え、そこにコントラストの強い色彩も加わり、観る者の感情を揺さぶろうという情熱があります。
エヴァの呪いについてタカミチがネギに語るシーンでは、スポーツで楽しむ少女達を映します。
スポーツは上達、成長のメタファー。しかしエヴァにはそれが許されていません。
実に切ないシーンとなっております。
また作画もしっかりしており、顔を上げると髪の毛もワサッと持ち上がったり、一部の喋るシーンにおいては口パクではなく、しっかり頬や顎の筋肉まで動かして喋らせている芸の細かさ。
後は恒例の作画間に合いませんでした状態に陥らないよう、今度こそ頑張って欲しいか…。