八雲に突っかかる沢近ですが、その突っかかり方が自分の心に嘘をついている嫉妬という描き方をしているのでそこに哀れさが見え隠れして、後輩をイビっている気の強い女の子、という陰湿なイメージが感じられず、逆にそんな沢近が可愛く見えてしまいます。
セカンドパートではちゃんと、その八雲に対して天満が(天然の)フォローを入れているし、サードパートに至っては事もあろうにマグロ漁船での展開と舞台を飛ばしており、前回も書きましたがこの作品、視聴者が気持ちよく作品を見られるようにしっかりとシナリオを練っており、非常にバランスの良い構成をしております。
スタッフだけが楽しんでる様なオナニーアニメが多い中、貴重な存在だと思います。
マグロカレーからマグロ漁船という強引さ、ほとんど原作者と編集者の
冗談から駒のような気もしますが、ハマッているし。
次回サブタイも前代未聞だし。リストやってる人どうすんだろ?
この分なら、行くとこまで行っちゃってかまわないです。
実に良いバランスで、私的にズッポリはまります。
才能としては凄いモノがある大地監督が私的にダメなのは、ギャグとシリアスとの極端なギャップに、おぢさん観ていて疲れちゃうんですよ。
当然、素晴らしい監督なんですが、私はダメ。
スクールランブルくらいのが肌に合うんですよね。