「掴んでてほしいの? 離してほしいの?」
仕事のパートナーという形で頼られるだけの関係に、いい加減ヤキモキしていた崇子の本音がついポロリと。
水着姿の姉。夏の日に呪いをかけられた若旦那の恋。
自分は誰かの代用品に過ぎないのではないのかという事に薄々気づきはじめている様な崇子の焦り。
これが単なる詐欺事件だったら女将は決してこの話を許しはしなかったでしょう。
恐らく息子の恋愛に深く関わる事件になるだろう事を予想した上で、全責任を母親として取った。
詐欺事件の顛末もあっさりしたもの。
しかしそれよりも2話分使ってプール描写に大きく時間を割いており。
若旦那本人は崇子に恋心を抱いているのかいないのか。
もしかしたら本当に姉の代用としてしか見ていないのかも知れず。
あまりに幼すぎてあの日、その手に掴めなかったプールでの姉。
しかし今あらためてプールの中で崇子を抱きしめたのでした。
不器用な大人の恋のお話。
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