
「例え短期間でも子供を育てるのって
大変な事なんだからねえ」
「本当に大変なのはりんの方だろうが」
母親の手前勝手な性格や、ジジイ譲りなのでしょう一族の中で浮いている大吉の一本気な性格。
そしてその中でのりんの扱い。
無駄な台詞が無い上に、少ない中でポイントの効いた台詞のはめ方が実に見事。
大吉とりんとが指切りをした時の体格差を見せた後で、保育園内で一人だけ年長なのか他の子と比べて抜きん出て背が高いりんを見せたり。
1話でも利発そうな描写は多くありましたが、保育園内では他の子たちの面倒を見て。
しかし大吉がなかなか来ないことに腹を立てたりんは、「それ壊さないでね」と言われた積み木を指先で軽く弾いて壊します。
台詞を抑えて絵で見せるという事の素晴らしさを体現させてくれる見事な演出。
こういう作品は本当に多くの人に見てもらいたいと思います。