
駅まで700メートル。
楽しい時間は早く過ぎていくから。
駅まで100メートル。
来年はトオル以外は受験生に。
再来年は一人取り残される事になる自分。
「それが現実だぞ」とナギの言葉。
鏡は自分を映すもの。
その鏡に映った別れ道の標識が、トオルに一瞬過去の幻影を見せます。
思わずその幻影に手を伸ばしてすがりそうになったトオル。
大人になんかなりたくない。いつまでもこのままでいたい。
しかし、そんなトオルを現実に振り向かせたのは、紛れもなくるんちゃんだったのです。
今まで2人だけだった記念のメモリーには、ナギとユー子も加わって。
そしてユタカとミポリンも加わっている事でしょう。
別れは辛いけど、新しい友だちも増えていく。
誕生日。
トオルは微笑んで、るんちゃんと前に進んでいくのでした。
1クールかけて1年を丁寧に描いてくれたAチャンネル。
これが最終回でも何の文句も出ません。
本当に昨今珍しく叙情的な素晴らしいアニメでした。