
二人の喧嘩にヤキモキするナギとユー子、そしてミポリンとユタカ。
結局この4人は何も手を出せませんでした。
いえ、ユタカは元気づけようと無理やりトオルに突貫しようとしたけれどミポリンに止められ、ユー子はうろたえまくって自爆するわと、動きはありました。
しかしミポリンはそっとしておくのが良いと判断して、ナギも同じくるんの側には寄り添いますが何も言わない。
ベタなコメディアニメとかですと「仲直り大作戦だー」とか言ってみんなが二人に絡んで大失敗というオチの連続などがあります。
しかし、4人は二人を見守るだけです。
あの2人なら、きっと時間が解決してくれる。
視聴者もそれを信じているのです。
これが日常というものではないでしょうか。
今回テクニカルな部分でびっくりしたのは、購買部にるんとナギが入っていくカット。
カメラは購買部の中からで、外は夕日です。
購買部のドアが開いた瞬間、二人はまだ外の夕日に照らされた赤っぽい色彩なのですが、1歩中に脚を踏み入れた瞬間に二人の色彩が蛍光灯の色にサッと変わる。
前にも窓際にいたるんにだけ軽くハレーションで色を飛ばしていたりなど、こんな集中して見なきゃ誰も気付かないだろうという部分にさえ、細心の注意を払ってモノを創っている。
本当にこのスタッフには頭が下がります。
もうテレビの前で裸で正座して観たいアニメですね。