「人の心」という見えないものを、派手な事件などに頼らず、見事に映像化しています。
アリアカンパニーの心を表現するのに悩む灯里が見つけたのは、今はいない先輩のスケッチ。そこには確かに、アリアカンパニーを想い、暮らしていた先輩の心がありました。
そしてグランマがまた心をくれ、応援してくれる友達がいて、そしてアリシアさんもアリア社長もいて。
随所に挟み込まれる背景もまた、アリアカンパニーが長い時をもって見てきた心。
人の心が形となるまでを、ゆったりと染み込むように伝えてくれました。
心が描けて、はじめて作品に魂が宿ります。
一流のアニメです。