「お母さん大好き」と笑顔を作る観鈴は、海に行きたい、としきりにせがむ。海は万物の源、大いなる母。しかし晴子は距離を取る以外の方法が見つからず、観鈴の元から離れる。
ゆっくりと忍び寄る緩慢な最期を一人で迎えようとする観鈴。
哀れさは伝わってきても、痛々しさをさほど感じないのは、周囲に誰もいないからだろう。往人が戻ってくるまで観鈴の横には、観鈴の運命に悲しむ人すらいなかったのだから。
だからこそ、また哀れ。
そして彼女が目覚めた時もまた、独りぽっちだった。
果たして観鈴は解放されたのだろうか。
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やはりこのタイプの謎を引っ張るお話は、各話ごと心の置き場に困るのが難点。
泣いて良いのか笑って良いのか、安心して良いのかそうでないのか、その指標だけでも見せてくれると嬉しい気がします。
これから描かれる過去編はAIRの核心でもあるお話。
その後再び観鈴の話がありやっとAIRの謎が繋がるかもしれませんね。
雰囲気だけでころころ行動が変わってしまっている。
二人の少女の救済を成就して、いよいよ核心という大事な話だけに、
詰めの甘さが残念。少なくとも人形の意味合いは明確になりましたけど。
1分45秒ものの長いカットの心意気は判らないでもないけど、
魅せるものが無かった。
原作ファンの圧力も強いでしょうが、1回バラして組み直す作業をしてくれないと、1週間に1度22分間を鑑賞する身としては辛い。
今回の感想が感傷的な書き方になっちゃったのも、ズンと確証を突いてくるものが無く宙ぶらりんだった為で、感想書きとしては逃げを打った形になっちゃいました。
修行が足りませんでしたな。もっと色々と良いモノを観ないと。