原作では幕が開いてセリフが飛んだところで終わらせて余韻を残す方法をとっていましたが、こちらは映像作品らしくちゃんと起承転結の形にしてあり、良いアレンジだと思いました。
特にセリフが飛んだマコちゃんが下手舞台袖を見ると厳しくも凛々しい、さおりんがいて。
カットが切り替わりまこちゃんの顔が映ると、今度は上手舞台袖のハラハラしている佐々ちゃんがいて。
無駄のないカット割りと品の良い演出。
そして原作の補強のような形でマコちゃんに焦点を合わせた構成は、拍手喝采でした。
性の分化には遅すぎるくらいのギリギリの年齢を、サクッと切り取ったような一瞬の永遠。
素敵に描いてくれました。