なんか偵察の予定が殲滅しちゃってるんですが…。
このアニメのテーマがさっぱりなのは相変わらずなんですが、今回は一応一つのドラマとしての体裁は保てています。
ただ、どうして雲の上に逃げないのかとか(逃げられないのならその理由を描くべき)、トラウマである仲間の死の克服を、何百人もの人間の命を一瞬で消し飛ばして行う神経がどうも…。
しかも人を殺しているという自覚を持っているのかいないのか、という判断材料も無し。これはまずいでしょう。
あちこち綻びがあるのは100歩譲って仕方がないとしても、この作品のテーマくらいはせめて提示して欲しい気がします。
つきものだ。って辺りだと
勝手に思ってます。テーマは。
つまりアイカワさんが最近主張する、
夢を実現する事は本人にとってこれまでにも
ない幸運である、しかしその為には他の事を、
顧みないでいいのか?
という事に近い感じだと思います。
最もアイカワ氏はこの作品から降りたらしいですが。
あくまで勝手な解釈ですし、滅茶苦茶言ってるかもしれませんが。
これはダメかなぁ、とか感じつつも毎回見てしまうのは、一体このアニメは何を伝えたいのか、という点が気になってしまってしょうがないからでして。
登場人物の多くがモラトリアムであり、2話で男になったシヴュラが号泣するシーンなどもあり、ポイントはここなのか、とも思うのですが、作品全体を通じてのテーマが伝わってこないのが辛いですね。
降りたスタッフがいらっしゃるというお話は聞きますが、設定が空回りしている状態は何とか脱してほしいものです。