涼宮ハルヒの憂鬱 第４話「涼宮ハルヒの退屈」

　これねえ…今更だけど、特殊なアニメですよね。

　日本の少女漫画のコマ割りは特殊だと言われていますが、この様な作法は絶対に日本の、それもアニメマニアだけにしか通用しませんよ。

　しかし、京アニ神話も若干崩れて来ているのか、作画が振るいません。メインスタッフはKANONの方に回っているのでしょうか。
　見ているこちらは京アニだからと過剰な期待を持って構えるんですが、それもいけないんでしょうね。

　とは言え、作画が若干振るわなかった以外はやはりレベル高し。ＢＧＭもバリエーション深く耳に残る曲が多く、良い感じです。タッチの主題歌なんか、わざわざこの話の為に用意したんでしょうかね。

　あと、耳に残るメロディとあのダンスにより、巷で大流行しているはＥＤ。

　あれをどっかのおにーちゃんが踊ってるムービー見ましたが、どだい無理な話。一番最後、ハルヒがクルッと一回転する箇所とか、観てて気持ちが良いアニメートを重視して、もともとあり得ない動きしてますから。
　あんな動きを再現できるのは香港カンフースターかＪＡＣくらいのものかと。

　イントロ歌い出し直前、並んだ三人が腕を大きく振るシーンも、（良い意味で）誤魔化してますが、あのカット、腕が瞬間移動していてやはりあり得ない。
　これもジャパニメーションマジックで、気持ちの良さを重視した演出。

　この様な動き。ディズニーの様な役者のモーショントレースではない、感覚的な動きの進化は、日本のアニメーション独自の文化で、やはりこれも冒頭で言ったとおり、特殊なアニメでしょう。

　日本人はこれを誇って良いと思いますし、この文化を護って行きたいと思います。

　みくるちゃんのおっぱいと一緒に。