
「父さんだけに倒産ですね!」
の直後に、滑り台に乗って「ギャグが滑る」という暗喩…いや直喩…いやそのまんま?
しかもこのカット、たっぷり時間をかけて「ここが笑いどころだからおめーらちゃんと笑えよ!」という声が聞こえて来そう。
シャーロックが「埋蔵金探し!?」と叫ぶアップは、小判になった目の方に気を取られてしまいますが、笑いどころはそこじゃないですよ。
透過光でキラキラと巻き散らかされている鼻水の方ですからね!
なんか尻上がりにテンション上がっていきます、このアニメ。
ボケのみでツッコミが無い。
しかも視聴者に託されたツッコミもセンスと教養を要するという、何というかモンティ・パイソン?
とまでは言い過ぎか。
ちょっと良い話に流れようとするとすぐにギャグで引っ繰り返す。
意地でも泣かせに持ってかないぞという心意気は、心底惚れました。
各話でメンバーが少しずつ
今回は演出テンポも作画も良く。
正統派のギャグアニメ、ここに誕生といったところでしょうか。
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他の作品なら同意ですが、本作においてはそれが壮大なネタ仕込みかもという疑念を持って見守っています。
勢いだけでメチャクチャやっているように見えますが、今話Aパートで縄抜けネタを仕込んでおき、Bパートの宮崎アニメパロで回収してみたり、コナンドイル原作準拠で滝壷落ちしてみたり、前振りでバリツを印象付けておいて、バルスの駄洒落で大オチとか、実は緻密に計算されています。素晴らしい!
> 意地でも泣かせに持ってかないぞという心意気は、心底惚れました。
副監の池端さんが作った「ぽてまよ」はギャグ作品を使って人情を描いて泣かせてくれましたが、今作では逆に人情話さえもギャグにしてやろうという感じです。
視聴者が間違って主役キャラに感情移入しないように酷い人格が与えられているので、彼女たちがどんなに可哀想な目にあっても、笑って視聴できます。
> 今回は演出テンポも作画も良く。
作画良かったでしたっけ?シャロのイカリング髪の輪を通して向こう側を見せる構図とか、面白い絵はありましたが、全体的な作画レベルはお世辞にも良いとはいえないと思いました。
なんか色々とバタバタしており、いつも以上に返答が遅れてしまいました。
バルスも感想を書き終わってから気付いたくらいで、無節操にネタを突っ込むだけでなく、ご指摘通りかなり緻密にギャグを組み立て上げており、感心することしかりです。
さて、随分アニメも溜まってしまい、ぼちぼちと再開していきたいと思っております。