神のみぞ知るセカイ 第４話「今そこにある聖戦」

「この子は具合でも悪いんですか？」とかいうボケがツボにハマって、真夜中に大笑いしてしまいました。

　なんかもう痛々しくて涙を禁じ得ない展開が続きましたが、スタッフロールを見て突っ伏してしまいました。

　脚本は高橋龍也さん。そして予告イラストにちゃん様、アクアプラス。

　言わずと知れたは、みつみ美里さんとアクアプラス。
　そして高橋龍也さんは「雫」「痕」の脚本によりleafを一気に押し上げた方。
「雫」にて「毒電波」という単語を使い、極端にネガティブな一人語りを連発し、このアニメ自体のオマージュとなっている「セカイ系」と言われる作品群の触媒を作った人でもあります。

　しかしその直前に出した「DR2ナイト雀鬼」を知る人は少ない…。

　高橋さんは時々思いだした様にアニメの脚本を書きますが、よもやの人選でした。

　そして本編。

　何気に良いこと言ってるっぽいんですが、冷静に考えるとただのダメ人間。
　ずっと良い話ばかり続いていたのですが、ここに来てちゃんと主人公のダメっぷりを描いてくれて嬉しかった。

　こういうシリーズ構成的なバランスの良さが、キャラクターや世界観を生かしてくれます。

　ゲーム内でお昼を食べるシーンにて、ゲーム内キャラの女の子の音声をビット落としで汚していたり、ゲームは基本ピン録りのため会話のテンションが全く噛み合っていなかったりなど、音響の拘りが面白い。

　ただ前から感じていたのですが、ロッキーやインディ・ジョーンズなどのパロディＢＧＭは音階を変えただけのお手軽パロ。

　どうせパロディにするのなら、

↓

　このくらいスマートにやって欲しいなあ。
　まあここまで来るとパロと言うより良質なオマージュですが。

　作画は微妙ではありましたが、息抜き回にこれだけ全力投球してくれると、もうテレビの前で全裸に正座して見たくなるというものですね。

　ところで「今日の５の２」でも指摘したんですが、イチョウの葉の落ち方がヘンだってば！