涼宮ハルヒの憂鬱 第２話「涼宮ハルヒの憂鬱I」

　自己中で変人のハルヒがどうしてこんなに魅力的に見えるのか。
　それは「楽しむ事」を見つけたから。

　恐らくキョンに出逢いヒントを貰わなければ、中学でもそうだった様に、高校生活三年間も仏頂面でクラスで孤立した存在だっただろう。
　何をしたつもりでもない平凡なキョンが、主人公たり得た瞬間である。

　あれ、主人公はハルヒじゃない？　タイトルも彼女の名前だし。
　いえいえ、これはハルヒと出逢った少年、キョンの物語。彼の目を通してハルヒという痛快な女の子の活躍を紹介するアニメなのだ。
　ＥＤテロップのキャスト覧をご覧なさい。キョンが一番上、ハルヒはその下でしょう。

　そんな彼女、涼宮ハルヒはずっと待っていた。面白い人と出逢う事を。その人が自分を楽しませてくれる事を。

　否。
　待っていても面白い事はやって来ない。
　自分で作るんだ。

　思い立ったら後は早い。部室を強奪して、女の子を拉致して来る。
　その目はヤヴァイくらい爛々と輝いていた。

　彼女はやっと見つけたのだ。
　「楽しむ事」を。

Comments

確かに、これまで「待っていた」ハルヒの姿勢が、キョンとの出会いで「自ら探す」に移ったといえるのかも知れませんね。
行動力はあるだけに、キョンのような、方向性を与えてくれる存在が重要なんでしょうね。

すいません、間違った記事をＴＢ送信してしまいました。お手数ですが、削除していただけますよう、お願いします。

Posted by たこやき at 2006年04月12日 03:41

いつもＴＢありがとうございます、えみりおんです。

曜日の件でハルヒは恐らくキョンの事を、「こいつ私と同じ感覚を持ってるな」と勘違いしたんでしょうね。

キョン曰く「魔が差した」一言が、ハルヒを目覚めさせた、という感じでしょう。

ＴＢ、了解です。削除させていただきました。
今後もよろしくお願いいたします。

Posted by えみりおん at 2006年04月12日 03:54