今までは殆ど「オカルト学園」が舞台だったので、チュパカブラやら臨死装置やらが出て来てもそういう閉じた世界だと思えば、まあそんなもんだろうと納得は出来たのですが、下界に降りてきて一般人と交流するとなると話は別です。
この下界での「オカルト」の位置づけがはっきりしていないので、ラストで動揺する父親の心境が掴みにくくなっています。
それを避ける為に、「信じられないけどオカルト学園の生徒さんの言う事ならねぇ」という、近所のオバサンというワンクッションを置いたのだと思います。
しかしそれにしても、もう少し説明が欲しかった。
父親が怒った理由が「オカルトとかふざけた事をぬかして娘を愚弄するな」とも取れるし、「幽霊になって出て来たとして、結果的に娘を殺した俺に何が出来る」という、オカルトを受け入れた上での自分への怒りとも取れます。
恐らく後者だとは思うのですが、この辺ははっきり描写すべきではないかと思いました。
あと、既にロングショットのみならずバストショットですらガタガタになって来た作画がかなりしんどい。
おうちに帰れる、と跳ねるようにして歩くあかりちゃんの動きなど、どうしてもここだけはというポイントは押さえているので、まだギリギリ大丈夫だとは思うのですが…。
微妙な作品が続いてしまったアニメノチカラ。
ここが踏ん張り所でしょうか…!
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