世紀末オカルト学院 第４話「文明の崩壊」

　良い具合にキャラが立っています。

　未来での言動と現在（？）のそれがあやふやなので何だろうとか思っていたのですが、妄想だった訳で。

　乗せられやすくお調子者のチキン文明。
　しかし「超能力少年」ではなく「一人の人」として見てくれる人に拘る寂しがり屋。

　二度も女の子を置いて一人逃げ出してしまうサイテー野郎なのですが、彼も子どもの頃に超能力など無ければ、普通の性格に育ったのかも知れないという事を考えれば、なんか憎めないところがあります。

　１〜２話でマヤ、３〜４話で文明と、主役級のキャラを丁寧に立ち上げていく構成は良い感じでした。

　あからさまに怪しい美風の出方とかも気になりますし、謎を小出しにしている辺りも視聴モチベーションに繋がっていきます。

　あとは、この難しそうなキャラクターデザインの要求に追いつける作画力が欲しいところでしょうか。