「今日もこいつを勝たしてやる…!」
意思疎通がまるで出来ていない上に、未だにあちこち誤解やすれ違いだらけの阿部と三橋。
自転車のシーンなど、この問題のシビアさを痛感しましたが、ラストのこの言葉でスッと心が晴れます。
こういう台詞一つで作品が引き締まる訳です。
そして今回面白かったのは、各家庭環境。
初登場(だよね?)の三橋パパは、最初三橋の兄かと思ったくらいの頼りなさ。
落ち着きが無いパパと、躾けをしっかりしているっぽいけど微妙な甘やかしをしているママが印象的。
そして阿部パパは、社交的かつ対人関係で深読みをして慎重に行動するタイプで。
その他、色々な家族がラスト近くでお披露目され、子供は親に作られるんだなあ、というのが良く解りました。
そして家族という最小コミュニティで個人が創られ、野球チームという小さな社会で集団意識が生まれます。
今回の対戦相手のコーチと、神経質そうなチーム。
群像劇というのは面白いものです。
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