姉の手を振り解く時、はずみで頬を叩いてしまい、引っ込みがつかなくなっての言葉。
どんなに使い古された台詞であっても、この様なプロセスをしっかりと踏めば、新しい感動として蘇る。
だから演劇や映像作品は何百年経っても娯楽の王道なのです。
さて今回はデザトリアンの心の叫びがそのまま妹に届いてしまったのが残念。
この作品でのプリキュアバトルはある意味オマケであり、それを取っ払った時に残ったものが作品の本質だと私は思っております。
そう考えると、妹とケンカをした姉が「私だって遊びたいし、大変なんだよ」と口にして、妹が「ごめんねお姉ちゃん」と仲直りするお話な訳で。
…さて、はたしてこれが面白いのかどうか…。
デザトリアンが心の内を叫んでしまうというのは諸刃の剣であり、テーマを口で言えば全部解決、という安易な逃げ道になってしまう恐れがあります。
なかなか設定として困難なものを入れて来た為、作りにくそうな気はしますが、そこを何とか頑張って欲しいと思います。
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