
「チアガールは生足っ!」
こんな台詞を大振りで聞こうとは思わなかったw
花井の焦りを、彼自身の動きではなくて田島や三橋のブレの無さで見せる巧さ。
常に天才田島と自分を比べてしまっていた花井。
しかし三橋との会話で、自分は比べるだけで「勝負」していなかった事に気付かされたのでした。
主人公には二通りあり、周囲をグイグイ引っ張って行くタイプと、周囲を動かすタイプ。
前者は主人公がピラミッドの頂点に立つ「目立つ主人公」ですが、三橋は周囲を動かす後者タイプ。
群像劇に一番適した主人公です。
花井が自分自身で解決出来る様に、モモカンがアドバイスしたい所をグッと堪える描写もまた良い。
アレしろとかコレしちゃいけないとか、口を出さない。
この様な「立派な大人」が側にいてくれるだけで、少年達は伸び伸びと育つものなのです。
そして先週のサブタイトル「野球しんどい」から今回の「野球やりたい」という埼玉の心の動きも優しく、そして清々しい。
こんなに「青春」というものの素晴らしさを描けている作品は、昨今では珍しい。
是非多くの方に見て頂きたいアニメです。
2期に入ってからは低調だった作画ですが今回はなかなか良く、モモカンじゃないですけれどゾクゾクしました!
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