あれ、珍しく子供に対する情を見せたのかなと思ったら、何と自分のスキル不足で見逃していた事実に、憤りを感じていたんですね。
そしてノンビリとしたオッサン風の梅蔵に、松は周囲が思ってる程キレ者って訳でもねえんだ、と言わせる。
一筋縄ではいかない人物描写です。
そして今回かなり乗り気で無かった政之助ではありましたが、今現在五葉は四人だと思い込んでいた訳で。
しかし実は松吉も五葉の一人であると知り、「何と、もう五葉は五人いて拙者の居場所など無かったのでござったか…」とガックリする。
心の内では、自分が入る事により「五葉」となり、チーム結成の要となるのだ、とウキウキしていたところを水を差された状態。
政之助くんヘコむヘコむ(笑)。
これもまた巧い人間描写です。
人の心というものの微妙さ、複雑さ、そして愛らしさが詰まった一話でした。
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