ただ絵が可愛いだけではなく、どの動きも演技が完璧なまでに取れており、良い意味での作画アニメです。
もしこの作品の演技クオリティを実写でやるとなると、オーディションで日本中から天才子役を何人も探し出してこなければなりません。
そんな事は予算的にも人材的にも実質上不可能。
アニメーションの強みの一つは、素晴らしいアニメーターさえいれば、天才的な演技力を持ったキャラクターを何十人と創り出せる事なのです。
今回、面白いなと思った描写は、唯がクラス分け表を見るシーン。
表を見てからほんの1.5秒程度で、書き出されている全員の名前を把握してしまったんですね。
瞬間視です。
普通の演出をするならズームパン等をして名前を追うはず。
これは唯の天才という設定を表した演出だと思います。
小ネタとして面白かったのは、唯のウインドミル奏法。
でもあずにゃんならともかく、あの唯がピート・タウンゼントなんか見聞きするとは思えませんw。
「自分で考えたんだよ!」みたいな得意げな顔からして、やっぱそうなんだろうなあ、と。
ストーリー的にはあまり期待はしていませんが、手堅い演出と作画は楽しみ。
今期もよろしくお願いいたします。