基本が事なかれ主義でHIMEの力を隠そう隠そうとし、バトルも消極的。何事もない日常を愛す舞衣。
巧海が自分から自立しようとしているのを見て、アイデンティティがぐらつく辺りも情けないし、前々から感じていた主人公への不満が噴き出してしまった。
困った、主人公が好きになれない作品では楽しめない。
色々手はあると思うんですよ。例えば4話のラストで見せた、表には出ないけどいつでもバックアップしてあげるよ! みたいなのとか、周囲に引っかき回されてカンベンシテー、みたいなコメディタッチにするとか。
爽快感が欲しい。
観た後で、ああ、楽しかったなあ、と思えるアニメが欲しい。
あるいは引きずってもがくのか、重要な分岐点でのインターミッションではあるのですが。
どろどろーな予感。すっきりは行きそうに無いですね。
人はそんなに割り切って変われないでしょうから、カグツチも哀れと言えば哀れ。
変わるとすると、やっぱ拓海くん絡みでしょね。
見ていてすっきりな訳無い話ですよね。
なつきはマイペース、命は自分の興味のあること以外興味無し。
ここは碧ちゃんに引っ張ってってもらいたい所ですが、なかなか前に出てきてくれないから悲しい。
ガンダムSEEDみたいに不殺とか言いながら戦争やってるのよりは、マシな気もするんですが。
まだこっちは敵が人間じゃなくて化物なだけに、やるときはアッサリやっちゃうし。
まあ、ガンダムSEEDと比べるのもどうかと思いますが。
いずれにしても主人公がこの状態のままでは話が進まない事はスタッフも解っているでしょうし、そこから脱却するステップとしてのこのグダグダ話だと思います。
1クールも終了した事でしすし、舞衣も含めての新しい展開を期待したいところです。