いやしかしエロッ!! モモちゃんが背を仰け反らせた時のお腹のラインとか、エロ過ぎだよ!
性の目覚めは永井豪とか結構古いフレーズですが、こんな純児童向けアニメでここまでエロい身体見せちゃダメでしょ! 的な。
それにしても、どれみナ・イ・ショは完成度が高すぎます。
部員が集まらずに困っている高木くんの手からポロリと落ちるボール、その気持ち(ボール)を受け取ったモモちゃんの腕を、股越しにカメラ後ろから捉え、高木くんの表情を隠す大胆な構図。そして強い緊張感。
その後、日差しを浴びたモモちゃんの笑顔(希望)アップ、そして逆光で暗く(悩み)なっている高木くんの顔を撮し、直後、青空と飛行機雲のラインで時間経過(説明)のモンタージュ。
ほんの10秒足らず。まだサブタイトルにも入っていない導入部でこの映像圧力。
まともに感想を書こうとしたら、論文が出来てしまいそうです。
演出は佐藤順一さんの正当な後継者、五十嵐卓也さん。最近では蟲師11話「やまねむる」の演出をしていました。
ここまでスキルが高いと製作者側は、ついゲージツ方面に流されてしまいそうになり、事実ソッチの世界に逝って帰って来なかった人もいますけど、このスタッフはこのスキルで、オタクには一切媚びない、子供だけに向けた「たのしいマンガえいが」を本気で作っている。
そこに私は惚れ込んでいるのです。
Aパートで仲間が集まり、なんかもうこれで終わっても、ええ話や〜、と納得しそうな状態でBパート。デラ率いるインチキ大リーガー軍団との試合だぁ〜!
どれみ達に野球を知らないと馬鹿にされた事を根に持ったデラは、魔法は使うわ、賭博野球はするわ、その大人げなさは、まさに大悪役。
元々デラは、事ある毎にアイテムを売れとMAHO堂にねじ込んでくる、バ○ダイの営業マンを揶揄したキャラではないかと囁かれており、もう容赦ありません(笑)。
とにかく面白い!
アニメーションの楽しさを知りたければ、「おジャ魔女どれみナ・イ・ショ」を観よう!
いや満足、満足。