冒頭で「新大陸」について語る英四郎が、敵意を込めて叩き割ったスイカ。
それをイカロスが、まるで智樹に手を出させない様に護り抱くラストシーン。
これらのシーンだけで予想すると、智樹は「新大陸」に対して大きな影響を与える存在で、それをなだめる為にイカロスという愛玩アンドロイドが送り込まれた…という事か。
そしてもし智樹が愛玩に飽きるなり、何かに目覚めるなりして「新大陸」に影響を及ぼしそうになった場合、こちらの世界を焼き滅ぼす為の最終兵器として、イカロスが再び目覚めるのかも知れません。
いずれにしてもイカロスの存在は単純な愛玩用アンドロイドである筈は無く。何らかの形でこちらの世界に害をなす存在であろう事は予想出来ます。
だからこそ「マスター+イカロス=楽しい」というレポートを「抑制された感情」で何枚も書いているシーンや、楽しかった今日のキャンプをデジカメで振り返るエンディングは、いつか来るこの幸せの終わりを予感させ、切ないシーンとなっております。
この辺は鬱展開うんぬんと言うより、必要なメリハリだと思います。
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