
アイデアは面白いし、創作に携わる人ならやってみたい演出ではあるのでしょう。
しかしそれはディレクター的な我が儘であり、それを実際に作ってしまったらどうなるかを読んでストップをかけるのがプロデューサー。
アマチュアイズムが良い方に回っていた事の多かった京アニ作品群ですが、これはさすがにプロ意識の欠けた慢心でしょう。
こう何度も見させられると、引っかかる部分はどうしても目立って来るわけで。
キョンが宿題がをやったらループから抜けるとか、そういう事でしょうか。それ以外に引っかかる部分と言えばウルトラマンくらいしか無いんですが。
そしてここが問題なんですが、これだけ引っ張るとなると、この宿題は実はミスリードなんですよ、という演出に解釈されてしまう訳で。
本当にオチが宿題だったら、みんなテレビの前でがっかりなのでは。
毎回何か変化を付けようと頑張っている杉田智和さんですが、その意識に引っ張られてどんどん演技が大きく奇をてらったものとなり、ご本人のせいではないのですがイヤラシイ演技になってしまっており。
このDVDを喜んで買う人はいるのでしょうか。
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