青い花 第１話「花物語」

　原作の大ファンで、今期一番期待だったんですが、こちらで勝手に盛り上がり過ぎていた様です。

　丁寧に描かれていますが、逆を言えば省略した方がスッキリする所まで丁寧に描いてしまっていたりして、緩急が無く退屈な感覚を受けます。

　原作のマンガは非常に完成度が高く、特にコマの運びや、コマとコマとの間の取り方など、マンガでしか表現出来ない「空間」がありました。
　それをアニメという、時系列が強制的にシーケンシャルになる媒体に移すにおいてどう表現するかで、かなり悩んでいる感覚を受け。

　また、もともとそういう声という設定ではありますが、だからと言ってふみちゃんの声に余りに存在感が無く。
　逆に、あーちゃんのアニメっぽい作り声が気になったりと、音声面でも若干不安が。

　構成もまあしょうがないとは言えド頭から始まっており、これだと進級直前が最終話となりそう。
　だとすると結構しんどい終わり方になるんですよね。

　エンジンがかかり俄然魅力が出始めるのは進級してからなんですが、さすがにスッ飛ばす訳にもいかないでしょうし。

　でもまだ１話。
　まずは様子見です。