こーゆーシチュを見ると、どうしてもビューティフル・ドリーマーを意識してしまうのですが、それほどあの作品が我々オタク達に与えた影響は強かったのでしょう。
この様な、ボクとキミの様なミクロな繋がりが、コミュニティや政治経済などの中間項を介さずに、宇宙の破滅の様なマクロなものへと直結するお話しをセカイ系と言うらしいのですが、別にこれはビューティフル・ドリーマーが始まりという訳でもなく。
インナースペースに目を向ければどうしてもその様な考えに達しますし、手塚治虫の火の鳥でも、ミクロとマクロは繋がっている、というテーマはありました。
そういう意味では実はそんなに珍しいシチュエーションでもなく、ミスリードかも知れませんが、キョンがハルヒにアイラビューで解決するのでしたら、前シリーズでもそれは既にやっている訳ですし。
なんかアッと言わせてくれる隠し球でもあるのでしょうか。
前回凄く気になっていた、まるでカラーコピーの様に厚ぼったくてドギツかった色彩は、今回は極端なハレーションで色が飛ばされており。
この様に色彩で現実感を剥離させる様な演出は面白いですね。