すぐに映画版の製作に入ったのか、今回は今までで一番作画が乱れていましたし。
ラストでノブレス携帯を通じて何らかの信号を聞いた直後、滝沢の表情が惚けたので、記憶を消した時と同じような形で、自分に対して何か神経的な作用をさせたのでしょう。
しかし明かされた滝沢の過去の行動からすれば、彼が今回も自己犠牲をもって解決するだろう事は予想の範囲内だっただけに、拍子抜けでした。
その記憶にしても、消す必要が無かった気もするし。
自分が辛くて消したのなら、自己犠牲へと進んで歩む彼の性格と矛盾しそうですし。
何か計画があって消したとしても、他のセレソン達に殆ど筒抜け状態なので意味が無さそう。
結局日本をどうこうという所まで話は進みませんでしたし、滝沢と咲との恋愛もブツ切れ。
エデンの連中も滝沢の謎を探るだけに終始してますし、あとは映画をお楽しみに、なんでしょうか。
その映画、よもや2本やるとは思わなかった。
視聴モチベーションも含め、少なくとも謎解き物である事を考えると、半年も先までこれらの設定を憶えていられるとは思えず。
そして2本あるという事は完結は2本目であり、映画1本目を観ても、また今回の様なモヤモヤとした気持ちの悪い終わり方になるだろう事を、我々は学習してしまった訳で。
良くできている作品だとは思うのですが、何度も観たくなる作品かと言われればそうでもなく。
最初の期待が大きく、そして作品のレベルも高かっただけに、映画化を知った時は非常に大きな不安があり、そしてその通りになってしまった感じです。
2年後くらい、すっかり忘れていた頃、レンタルビデオで映画を見かけたら借りてみます。