そしてそれを壊そうとするカオティックな存在として、第六天魔王あり。
これはそのまま、70年代とかのロボット物のノリなんですよね。
忠勝の例を見るまでもなく、もともとロボット物と時代劇というのは、外連味を押し出した演出もあり、正義を護る戦いであり、テーマ的にも手法的にも同じと言っても過言ではありません。
戦い終わったBパート、主君を心配する雑兵に、負傷者救護を手伝えと叫ぶ小十郎など、なんかもう本当に日本人の心をしっかりと捉えた良いシナリオ。
見る度に株がグングン上がっていく様なアニメです。

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原作の不人気キャラを台詞無しに殺したり、代表的なキャラであるはずのいつきとザビーがいないなど、真面目に原作が好きなファンから見たら少し残念な部分がちらほらと。
それに、激しさ、バカバカしさ共に原作に及びません。
が、アニメとして見れば十分楽しめるのも事実で、原作にはなかった長く濃いシナリオも魅力。
この作品はアニメである前に戦国BASARAである。それを考えると少々残念な点もありますが、ただ単にアニメとして見れば十分おもしろい。そんな作品だと思われます。
ガンダムとして見たら駄作、アニメとして見たら傑作のGガンダムとかと同じ感じでしょうか。