花という小道具一つで、それすらも買えない厳戒態勢を説明し、枯れた花に琳の心を映し、雨の中に花を取りに行く琳の心を察する珠代を描写し。
何とも美しい、シナリオです。
ただこの物語がどこに向かっているかが全く見えないのが恐い。
仮にGGPが崩れたとしても、琳は既に指名手配のテロリストとして国民に認知されているので、逃げ場はありません。
かと言って、テロリストとなって戦うのがこの物語のテーマかと言えば、EDのラストカットが母親の振り向く姿という点から見ても違う気がします。
今更ですが、背負うという意味合いのライドバックは、母親の背中と重なる訳で。
母親と殺人機械、ダンサーの夢と血まみれの修羅の道。
これが一体どう交わるのか。
さあ、ちゃんと着地してくれる事を願い、最終話に臨みましょう。

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