前にテレビの対談で「最近の若いオタク達はマンガを読まない。難しいから。みんなライトノベルに流れてる」とか言ってるのを聞いて、いくら何でもそれはなかろう、とか思っていたのですが、これを読んで納得。
本来なら行間を読んだり想像したりするところを、セルフツッコミ付きのモノローグで数ページにわたって懇切丁寧に説明してくれます。
しかも最後には「〜はこういう人間だ」とか結論までつけてくれるので、これは読みやすい筈です。
考える必要が無いですからね。
活字に慣れるには良いノベルでしょう。
しかしそれにしても、かんざきひろ氏のイラストの可愛らしさが強烈。
折り込みカラーイラストなんかもう切り取って飾っておきたいくらいです。
このイラストだけでも570円の価値はあるでしょう。