前回、前々回とちょっとシビアなお話が続きましたので、そろそろ頭の悪いお話が欲しいなーって思ってたら、期待以上のモノが…!
このアニメの凄いところは、カナちゃんとユキちゃんがドコまでいってるのかを一切見せない所。
例えばチューひとつ取っても、実際に二人がしているカットを見せないのは勿論、過去の台詞などを洗ってみても、(子供の頃のアレを除き)二人がチューした事がある、というはっきりとした事実を指した台詞は一切ありません。
せいぜい「耳たぶに消毒」をオフ台詞で入れた程度。
この二人ならアンナ事までやってても不思議じゃないし、あまつさえコンナ事までやってるに違いない! という妄想を誘う描写はあるものの、公式においてユキちゃんとカナちゃんは、唇のキスすらまだ画面にも台詞にも一切出していません。
この統一された世界観は、ほとんど監督のプライベートアニメに近い少数精鋭スタッフだからこそ出来る強みでしょう。
スタッフが増えればそれだけ監督の目が作品全体に行き届きにくくなりますからね。
で、今回は指チュパというギリギリの表現をしてきた訳なんですが、これも「指は性器ではない!」と言い切ってしまえばそれまででして(笑)。
これは「百合」というものの解釈の一つである「ノンセックス」を頑なに守っている訳ですね。
そして今回、今までで一番動いていたんじゃないでしょうか、作画の気合いも入っており。
確かにヘタに動かそうとして三文字動画とかに来られても悲しいですし、止め絵の多用で作画枚数を抑え、その分静止画のクオリティを上げる、という作りは正解だと思います。
でも、やっぱ動くと可愛いさ100倍だし!
狐ユキちゃんの尻尾の動きなんかはたまりませんでした。
冒頭における膝のアップで「おにく」がはっきり解る立体的な作画、変態淑女が卵枕に顔を埋めている時の丸いお尻のライン。
そして白ニーソと黒スパッツをアップで捉えた、今回はどんな指の繋ぎ方をしてるんだろう、というお約束カット。
ユキちゃんの白ニーソのスソが引き攣れてるんですね。
こんな上級者向けのエロムービーはR18にしなさい!
また、「二人の世界」に入っていたカナちゃんの夢の中に、しーちゃんがしっかり入っていて仲間はずれにしてないよ、という描写はとても嬉しかったし、雪だるまとは言えサクちゃんも夢に出してもらえて良かったね(笑)。
ただ、今回の配信は映像も音声も非常に悪く、あまり気分が良くありませんでした。
売れなければ続きは観られないのは解ります。
ではこのアニメのスタッフに、しっかりと売れたお金が回っているのか、という点がクリアにされないと、この微妙な気持ち悪さは改善されないでしょう。
最後にちょっと気分の悪い事を書いてしまいましたが、今回もアニメの出来は最高でした!