一体どうやって収めるつもりなんだろう、とか思ったら、力業でした。
ぶっちゃけ大河の鞄芸を見せて(一人でも大丈夫)竜児が大河の手を取りでもすれば、地味ながらお話は綺麗に終わった訳で、後半の徒競走はオマケみたいなもの。
しかしそのオマケの盛り上げが上手く、なんか観ているこちらがなんだか良く解んないんだけどモリモリ感動してしまう、という強引な演出が心地よかった。
やはり盛り上げというのは走ったり闘ったり、気分の高揚が伴うと効果倍増ですね。
ラストのキャンプファイヤーもなんか原始宗教的なカタルシスがあり、このような「儀式」というのはドラマを纏める上で最高の大道具だな、と感じました。
しかし大河の鞄芸であるとか、とにかく走る的な部分であるとかの極端な行動は、溢れる感情を整理しきれずにもう自分をどうしたら良いのか解らずに奇行に走る若者を見ている様で、こちらはかなり恥ずかしく。
まあこれも青春ですね。
よもやの百合フラグも立ったし、これはこれで良かったかな、と。
