人として何も間違ってはいませんし、ドラマとしての構成もお見事。
ただ、なんか朋也が僕たちの朋也じゃなくなってしまったような…(笑)。
社会人として受け入れられるまでを描くのにヘラヘラした描写を入れられないのは解りますが、あまりに対応が大人すぎて、近寄りがたくなってしまった感が。
古河家の夫妻も(本人達はあれで自然なんだろうけど)、朋也を元気づける為のピエロを演じているんだなと思うと、社会ってこんなに堅苦しく生きなければならないんだろうか、となんか陰鬱になります。
学校なり職場なりで嫌な事があった時、いっとき夢の世界で楽しんでリフレッシュする。
それがエンターテイメントというもの。
もちろん、全部が全部そうとは言いませんし、この様な堅実な作品も当然あって然るべきだとは思います。
ただ、これからヘビーな展開が待っているみたいなので、うまくバランスを取ってくれないと…と感じる次第です。
