地獄少女 三鼎 第５話「うつせみ」

　作画はどん底まで落ち込んでいる様ですが、お話の方は悪くない感じ。

　新山が自分でも言っていた、教師は理想の世界にいる必要がある、という言葉。
　これ、例えばですが名作アニメや子供向けアニメなんかは、こうある必要が有ると思う訳です。

　努力すれば必ず報われる。
　正義は必ず勝ち、悪は必ず滅びる。

　現実はそうではないが故、理想を掲げる必要がある。

　大人はそれを「割り切り」で出来ますが、子供にいきなり現実の理不尽さを突き付けたら、人格の育成に大きな影響が及びます。

　このアニメは、割り切りの出来る大人の為の童話、という位置づけなんでしょう。

　地獄コントは今回無し。
　あればあったでふざけんな（笑）みたいな感じですが、無ければ無いですげえ寂しい気がする。

　救いが無いだけに、あの地獄コントは「な〜んちゃってネ！」という夢オチにも繋がる救いでもあるのかも知れません。

　勘ぐりすぎかも知れないけどね。



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