
冒頭から猛烈な違和感があり。
会話が死んでるんです。
RPGゲームの会話の様に、ここに行ってフラグが立ったからこの人が話し出し、みたいな段取り会話が続き、本当にこの人達は生きているのか、とまで思わせる不安感。
素人脚本モロ出しの精気の無い会話に、リアルかつ死をイメージさせるモンタージュがザクザクと挟み込まれる冴えた演出を加えれば、そりゃシュールにもなります。
恐らく、それを見越しての素人起用なのでしょう。
しかし、桃華月憚の様なヤンチャな作品なら実験作として流せますが、これは「世界名作劇場」です。
ここでやる事なのかどうか。
世界の名作を、プロの手による映像作品にて子供達に向けて送る、というコンセプトだと思っていたのですが、もうこんな考えは古いのでしょうか。
骨の袋(上巻)