薫のオチャメな言い逃れのせいで、社会的信用を完全に失うまでをシリアスに描いており。
ここで九具津が普通の人でしたら、薫は子供のシャレでは済まない恐ろしい事をしてしまった訳なんですが、彼はスパイ。
こんな目に遭ってもしょうがないよ、という前振りをしていたので納得出来ます。
ちょっとした出来心のつもりが、小悪魔の気まぐれで本物の悪に染まるまでの展開は、ギャグとシリアスのバランスが絶妙。
まるで痴漢冤罪の現場でも見てるようで、ちょっとゾッとしました。
子供ってこえー!
前半が総集編だったのが悔やまれますが、今回はバランスの取れた1作でした。
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