読みも読んだわ1000ページ。
もしかしたら、ここまで長い小説を読んだのって、自分の人生で初めてかも知れません。
ブログなんかやって偉そうに感想文なんぞ書いている私ですが、実は小説は大の苦手。
初めて1巻を手にしたとき、正直(この程度の厚さなのに)げっそりしたのを記憶しております。
が、ライトノベルというジャンルの読みやすさもあり、スルッと最終刊まで読み終えてしまいました。
猛烈な百合ゆりオーラにあてられて、吸い込まれる様に次巻、次巻と買ってしまい。
いや、堪能させていただきましたよ。
良い感じにお腹いっぱいの満足感があり。
百合好きにはたまらない3冊でしたし、多分この後も何度も読み直して一人部屋でニヤニヤしている事でしょう。
と、いう趣味、好みの部分は切り離さなければならないのが、感想書きの辛いところ。
結構行き当たりばったりに書いてるなぁ、というのが感じられました。
1巻にてルルドの泉ツアーをしていたにも関わらず、恐らく膨らませすぎてそこまで書いてたら大変な事になる、と思っての事でしょう、肝心の到着点を描かずにスッ飛ばしてしまったのにはたまげました。
また、3巻に入ってからはほぼ全てのキャラクターが雁字搦めになって動きが取れなくなってしまい。
それを打破させる為に登場させたジョーカーである理事長は、殆ど伏線が無いまま出され、けだし唐突。
お話の中枢であるエトワール戦に至っては、そんなものどうでもいい呼ばわりされる始末で、ちょっと頭を抱えてしまい。
また、前半であれほど魅力的に描かれていた「明るく素直で頑丈な渚ちゃん」は後半色あせてしまい、500ページにわたってうじうじしたあげく、主役の座をスピカのカップルにカッさらわれてしまい、何とも残念。
とは言え、企画的にみても恐らくラストを決めずに見切り発車していた筈で、それを思うと後半の迷走っぷりも、あまり責められないかなぁ、と。
肉欲全開のヨルヨルの暴走っぷりと、みんなが前にも後ろにも進めなくなっていた3巻で、ひとり嬉々として暗躍していた千華留さまの雄姿が強く印象に残っております。
たくみなむちさんによる、良い具合に脱力した挿絵がとても魅力的で、2巻イラストにある襟のあるスクール水着やら、ブルマをはいた白い体操着の胸元にネクタイをぶら下げたりとか、頭のネジが半分取れかかってる様な服飾フェチデザインは、大笑いさせていただきました。
何だかんだ言いつつ、久しぶりに良い百合ん百合んワールドに浸れました。
一番好きだったコミックス版は再開の目処が立っていない様ですし、ちょっと出来が辛くて視聴断念してしまったアニメ版でも最後まで通して見ようかな。
ストロベリー・パニック(2)
タグ:ストロベリー・パニック! 百合
意外や意外、ストパニの小説版は読んでいなかったんですね。
自分も小説は苦手ですが(特に挿絵の無い物は厳しいw)ここまでやるか! てなくらいのユリユリな内容ですから、自分もストパニは一気に読みましたよw
特にキャラの関係がシビアでドロドロなのがいいですねぇw スピカの2人のエピソードは何度も読み返すくらい好きでしたけど、実に刺激的でよろしかったです。
で、それもあったからかな、読み終わった後アニメを見たのですが・・・・・・物足りなかったし微妙な気持ちになりましたw まぁたしかにアニメの出来もイマイチでしたが、それよりも自分はストーリーとキャラの設定にちょっと好みじゃないというか何というか、小説が良かっただけに比べてしまいます。
そういえばマンガ版はどうなったんでしょうね。以前コメントをもらった後読んで、小説とはまた違う面白さがあって気に入ったのですが、まったく出る気配がありませんね。このまま出ず、なんて事がないように願いたい所ですが、さてさてどうなるのでしょう。
なんかねー、自分の中の乙女回路にスイッチが入っちゃうのが解るんですよ。
2巻ラストの駆け落ちとか、んなのありえねーよ、とか冷静なツッコミ入れてる自分と隣り合わせて、なんてロマンチックなんでしょう! とお目々をキラキラさせて胸ときめかしてる自分がいるんですね(笑)。
で、3巻を読みたくなってたまらなくなって、本屋に走り。
これが俗に言う「レイニー止め」というヤツなんでしょうかね。
レイニー止め繋がりではありますが、「マリ見て」も「ストパニ」も、アニメは振るいませんねえ。
Candy☆Boyがあるのでまだ助かっていますが、百合アニメは良作が少なくて悲しい限りです。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B9%E3%83%88%E3%83%AD%E3%83%99%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%83%BB%E3%83%91%E3%83%8B%E3%83%83%E3%82%AF
コミックス版はこんな感じらしいです。
あの魅力のある脱力絵のコミックス版が一番好きなんですが、もう次の企画が動いていますし、期待薄でしょうか…しくしく。
けっこう前から一方的に愛読させていただいております。
小説版ストパニの黒幕千華留さまがお気に召したなら、アニメ版の聖女千華留さまも見る価値十分なのではないかと。
作中で見せる行動には同じキャラとは思えないほどの差がありながら、実は行動原理の根底には共通したものが感じられるあたりなんか特に。
千華留さまはおいとくとしても、アニメ版の終盤のジェットコースター展開には、(良くも悪くも)一見の価値ありと強く主張する次第です。
千華留さまは一番好きなキャラですねー。
後半はもう全然見ていなかったのですが、靴下パチンの回は傑作でしたね。
やっぱ一度ストパニは全部踏破した方が良さそうですね。
今度まとめてレンタルしてみます。