紅 第１２話「われ存在り」

　プレスコの力を過信しすぎたのか、キャラの口が滑りまくり、語る語る。
　ここまで盛り上げておいて、最後は禅問答で煙に巻いてしまうのはどうでしょうか。

　九鳳院の中でも立ち位置の微妙な蓮丈一人が気を吐いた所でどうなるか。
　ほとぼりが冷めたら竜士とご隠居（だよね、あのじいさん？）が動いて、サックリ無かった事にしちゃいそう。

　むしろこれバッドエンドじゃないの…？
　とか。

　ツメの甘い終え方でした。

　とは言え、シリーズをトータルで見ると非常にレベルが高く、特に３話は文句なしの大傑作。
（最終話はエピローグとして、３話の様なお話を期待していたのですが…）

　作画も殆ど乱れず、最終話のバトルもクネクネと（笑）良い動きを見せてみれました。

　九鳳院サイドのお話は微妙でしたが、五月雨荘サイドは傑作揃い。
　この二つのバランスを上手く摺り合わせてくれたら、大傑作になっていたかと思います。

　さて、もう一回３話観よーっと。



「今期終了アニメの評価をしてみないかい？」へのＴＢ投稿。

ストーリー　　　３点
　木を見れば傑作。森を見れば…？

キャラクター性　４点
　活躍の場が無いままにお話が終わってしまいまったキャラが多数いて残念。
　特に銀子など、行動範囲が制限されていたせいで一入。

画　　　　　　　５点
　紫の長い黒髪が良く演技していたのをはじめ、どこを見ても作画はとても高いレベルを最後まで維持してくれました。

演出　　　　　　４点
　敵地でクロワッサンを盗み食いして「美味しいな」とか、リアリティの出し方が上手く、地に足の付いた演出が嬉しかった。

音楽　　　　　　３点
　予告ＢＧＭの乾いた三味線の音がとても印象的でした。

総合的な評価　　４点
　問題は構成だけで、後は特に文句の付けようがありませんでした。

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