自分の信条にあまりに頑なになりすぎた政宗と小十郎。対してその場その場で態度や考えを柔軟に変える日暮さん。
一見すると前者はストイックでかっこ良く、後者はズルくて汚い大人に見えます。
実際ラス前までの描写はまんま上記の通りでした。
しかし小十郎たちは自分の生き方を自ら狭めており、最期に待っているのは自滅か心中です。
それこそが生き様を貫く美学とする見方もありますが、でも死んじゃったら何もかも終わりじゃないですか。
そんな時、ズルい大人がちょっと損な役回りをしてくれるだけで、彼女たちは幸せになれるのです。
大人の役割って、憎まれながら若い人を導いてあげるもんなんだなあと、しみじみ感じました。
なんか古今東西ドラマの素晴らしいところを凝縮したようなこの戦国コレクション。
よもやこんな傑作シリーズになろうとは。
そして来週は砂場の惑星!
タグ:戦国コレクション