向日葵から櫻子への想いは恋愛対象というよりは母性愛に近いものでもあり、隣で櫻子の世話を焼いているのが当たり前になってしまった、熟年の妻にもみえます。
対する櫻子から向日葵へのそれは、自分の恋愛の気持ちにすら気づいていないお子様状態。
迷惑かけて、かけられて。
この微笑ましい二人を見ていると、なんか「私が面倒見てあげないとこの人はダメになる」というヤクザとその情婦との関係を彷彿させます。
原作では別エピソードだった「当たれ」のチョコをラストでうまく繋げたり、百合アニメの主人公なのに全くのノンケな為、バレンタインで一人蚊帳の外のあかりに、おねーちゃんの重すぎる愛をオチにする辺りの粋な配慮も大好きです。
もちろん早くも作画が崩れ始めてきたりとか、櫻子の癇癪の原因に気づくまでにもうちょっとタメが欲しかったかなあ、とか色々あります。
しかしそんなのはもういいや。惚れた弱みです。
終始ニヤニヤしっぱなしの至福の30分間でした。
ゆるゆり (8)巻 (百合姫コミックス) なもり by G-Tools |
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