「一人じゃなかった」発言から結局帰って来なかった村田さん。
由美ちゃんのアレは正宗とは別に村田さんの言っていたもう一人の霊だったのか、はたまた単に寝ぼけていただけなのかなど。
未消化なところはありますが、作品のテーマである義光ちゃんと正宗との別れが納得の行く形でしっかり描かれていたので瑣末なところは、特に気になりません。
一方的な微妙な確執はあったものの、やはり義光ちゃんは正宗の事を信頼し、心配していました。
そしてこの世界においての「犯罪者」である正宗は、既にこの世界に馴染んでいた義光ちゃんの将来を思えば、大人としてこの様な責任のとり方をせざるを得なかったのでしょう。
新しいものを得るためには、古い何かを失わなければならない。
切ない物語です。
手向けの花火を打ち上げた義光ちゃんが一人になってしまったと部屋に戻ると、そこには新しい世界の友達がヘソ丸出しで寝ていました。
真央ちゃんは自分の寝相を気にしていましたが、それ以上に気にしていたのは、お友達が恐がっていないかという事だったのです。
失ったもの以上に、新しく得たものは素晴らしいものでした。
今も楽しいし、昔も楽しかった。
こういう作品を見ると、この娘たちの未来の為に日本を良くしたいなあとか、フィクションと現実を混同してしまうゲーム脳の私でありました。
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