2012年06月30日

さんかれあ 12話「さんかれあ」

わーい(嬉しい顔)

 また凄い終わらせ方をしましたね。
 なんか70年代の青春心中ドラマを見ているみたいでした。

 落ちる線香花火、夕日、朽ちたボーリング場。
 ラストで礼弥と千紘が共に倒れこむボーリングのレーンは棺桶であり。

 あらゆるシーンに死の暗示が散りばめられております。

 それでも死んで苦しみを終わらせるとか、美しく死にたいとかの死を求めるものではなく、二人とも死と徹底して戦う覚悟を持った上での約束された死のイメージ。

 好きにしろといいつつ、貴方の選んだ道はあまりに厳しいぞ、と一度礼弥の行く手を阻む義母。
 しかし今までにない決意の目を見せる礼弥に、彼女は大人しく手を退けます。

 相変わらず太陽のわんこと月の礼弥との光を使った画面色彩対比も映え、脚本、演出ともに実に素晴らしい最終話でした。

 この苦しい時代、萌えアニメに一時の快楽逃避は許されると思います。
 と同時に、この苦しい時代だからこそ現実と真っ向から向き合う勇気を持とうというメッセージ。

 確かに受け取りました。



posted by えみりおん at 12:53 | Comment(0) | TrackBack(0) | アニメ感想 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年06月29日

つり球 第12話「さよならのフィッシング」

わーい(嬉しい顔)

 誰一人不幸にならず、誰一人心からの悪人はおらず、最後には全員が笑っておしまい。
 絵に描いたような大団円でした。

 もちろん誤射による江ノ島爆撃などはありましたが、ダックの誘導によって死傷者は出ていなかったでしょうし、その被害で家を失った人は…とか言い出すとぶっちゃけドラマが作れなくなってしまいます。
 むしろラストでみんながハルを笑って迎えられた心の広さがあれば、力強く復興出来たのではないでしょうか。

 教室のみんなが誰一人ハルに恨みを持っていなかった事が気になるのなら、ユキだったら今回の事件をみんなにどう伝えたのか。
 それを想像すれば答えは出てくるかと思います。

 確かに惚れた弱みで悪い点を敢えて見逃しているかもと自分でも感じてはいます。
 しかし敢えて描写していない部分で、それらをどうにでも解釈出来るような作りになっており、私は大団円だと解釈した次第です。

 緊張しいのユキがテンパッたまま孤独に転向してきたところから物語は始まり、転校してきたラスボスだったウララに友達になろうと声をかけたのもまたユキ。

 彼は素敵に成長しました。

 みんなの楽しい笑顔にありがとう。
さようなら。



posted by えみりおん at 09:55 | Comment(0) | TrackBack(0) | アニメ感想 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年06月27日

銀河へキックオフ!! 第13話「悪魔退治」

わーい(嬉しい顔)

「正しい子供らしいサッカー」を教えるため、公正でないジャッジを下す大人の審判。
「自分らしいサッカー」を目指せというコーチの「大人」に対する目線は、逆に三つ子たちに近い子供の目線でもあり。
 そしてその三つ子の親である怪人ヒゲメガネは、何をどう語ろうとしているのか。

 ちょっとしたインターミッションの様な試合だったのですが、三人の大人の方向性が如実に出てきた1話。
 誰が正しいのか。いや、正しい正しくないというお話なのか。

 実に良く練られた脚本。これは原作の味なのでしょうか。
 大人が唸らされるアニメですよ。

posted by えみりおん at 20:47 | Comment(2) | TrackBack(0) | アニメ感想 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年06月25日

咲-Saki- 阿知賀編 episode of side-A 第11話「決意」

 すばら先輩。
 単に打たれ強いだけかと思ったら、自分が捨て駒にされたと知った上で、その立場を誇りに変えて立ち上がる本当に素晴らしい人でありました。

 圧倒的な存在感の大魔王。そして仲間の為に命をかけてその大魔王に挑むトキ。

 みんな素晴らしいキャラ立ちです。
 …あれ? 誰か忘れてるかな?


タグ:咲-saki-
posted by えみりおん at 09:03 | Comment(0) | TrackBack(0) | アニメ感想 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年06月24日

スマイルプリキュア! 第20話「透明人間?みゆきとあかねがミエナクナ〜ル!?」

 母の日、修学旅行、七夕などの季節、時事ネタをこなしつつ、透明人間などの定番ネタも洗いざらい全部やろうとしてるんでしょうね。
 プリキュアの集大成を作ろうとしている感じがして、意気込みが伝わってきます。

 中盤まで楽しいコメディになっていたので、バトル直前で見えるようにして流れを変えてしまうより、バトル中まであのままでやってくれたらもっと面白かったかと思いますし統一感も出来たのではないかと思います。

「小道具無いだわさ」でドラえもん並みにネタを生み出せるマジョリーナは、便利なキャラになりましたね。


タグ:プリキュア
posted by えみりおん at 09:13 | Comment(0) | TrackBack(1) | アニメ感想 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

モーレツ宇宙海賊 第25話「開催!海賊会議」

 オッサン登場で場が一応丸く収まり、あっけない終わり方だなあとか思ってましたが、ちゃんとラストバトルはあるみたいで一安心。
 今までの流れからして、どんなシビアな展開になっても予定調和的な終わり方になるかとは思いますが、別に水戸黄門を否定するつもりは全く無く。

 むしろハッピーエンドが見えている状態でドラマを盛り上げられる構成力、演出力の職人芸を楽しむアニメかと思います。

 そしてちょっと意外だったのは佐藤竜雄監督直筆の「親父ぶっ殺す!」
 このアニメが始まった当初は意識してこういう女の子とかの華を消していたのではないかと感じられたのですが、ドラマが進むにつれ意外とノリノリになっちゃったのかしらん。

 何れにしても、監督が楽しんで作っているみたいで嬉しくなります。

 あの白いおねーちゃんは、仮面のオッサンとブラスターマリカの娘で、マリカの姉妹とかってオチかな?


posted by えみりおん at 01:10 | Comment(0) | TrackBack(0) | アニメ感想 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年06月23日

戦国コレクション 第12話「Dancing Blossom」

 派手さはありませんがグイグイ引き込まれる物語の面白さ。
 不条理劇とかはありましたが、基本的には奇をてらった事は何一つせず、しっかりと練りこんだ基本に忠実な筋運び。

 このアニメは本当に良いシナリオライターを揃えていますね。

 責任の無い自由を満喫するは痴れ者。
 自ら自由を捨て去るは愚か者。

 では自由とは一体何なのでしょう。
 見終わった後で何か考えさせられる作品というのは、本当に良いものです。

 そしてキャラの人数からみて1クールものかと思ったら2クールあるんですね。
 この良作、消費されて忘れ去られるにはあまりに惜しい。

 個人的に応援させて頂きたく思います。


posted by えみりおん at 07:51 | Comment(0) | TrackBack(0) | アニメ感想 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年06月22日

さんかれあ 第11話「特別…なんかじゃ…ない」

 アニメオリジナルでしょうか、礼弥ママン以外は綺麗に収まるべきところに収まった理想的な区切りだと思います。

 正義感が強く物怖じしない千紘は実に頼もしくもあるのですが、いかんせん若さ故に調子に乗りやすくズブリと。
 しかし昨今ありがちな女の子に助けられる主人公という形を取らず、礼弥パパンにしっかりと対峙していたのは実に良かった。

 そして主人公と共に自分の意志をはっきりと父に伝えた礼弥もまたヒロインとして素敵でした。

 しかし心を許した親愛のしるしとして礼弥に言ったのでしょうが、わんこの「人間の」という台詞だけは気になりました。
 彼女に悪気は無いのでしょうが、ちょっと無神経かなと。

 予告も先週は、調子に乗っためろちゃんが怒られて半泣きにされていましたが、今回はプロ意識に目覚めて復活というこれまた後味の良い小芝居

 見ていて気持ちの良いゾンビアニメです。


タグ:さんかれあ
posted by えみりおん at 16:47 | Comment(0) | TrackBack(0) | アニメ感想 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

つり球 第11話「伝説のビッグフィッシュ」

わーい(嬉しい顔)

 強大な敵に、知恵と勇気だけで立ち向かう少年たち。
 これだよ。私がずっと見たかったアニメは、こういうアニメなんだ。


 避難所での夏樹パパとダック隊長とのやりとり。
 周囲の人達には何の話か解らず「こんな時に釣りかよ」と言わせていますがこれで良い。
 現状を演説して「俺たちはカッコイイんだ」なんてアピールする必要なんてないのです。

 かっこわるいのが、カッコイイんだ!

 今回で決着がついて最終話は後日談かと思ったら、まさかの絶望状態で最終話に引いてしまいました。
 大スペクタクルアニメになっちゃったよ、これ。

 あとはどうあれ、このスタッフに任せておけば素敵な大団円が待っているはず。
 わくわくしながら最終話を待つことにします!


タグ:つり球 傑作
posted by えみりおん at 15:14 | Comment(0) | TrackBack(0) | アニメ感想 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年06月20日

銀河へキックオフ!! 第12話「泥だらけのお嬢様」

 玲華ママンは、実は全部知ってたとかってパターンかと思ったのですが天然でした。

 正直スムーズに事が運びすぎだとは思いましたが、しっかりした大人の松島さんのフォローや、ダイビング・クリーチャー・ヘッドパッドのインパクトで無理やり納得させられました。
 善き哉、善き哉。

 虎太✕玲華フラグも順調に立ってる事ですし、良い具合に進んでおります。


posted by えみりおん at 00:53 | Comment(0) | TrackBack(0) | アニメ感想 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年06月19日

モーレツ宇宙海賊 第24話「傷だらけの弁天」

 チアキちゃんが良い感じにデレてきました。
 もうパパと一緒にご飯食べてる時なんかは、マリカの事ばっかお話してるんだろうなあ。

 Aパートのアクションの後は、次から次へとネタを出してきて飽きさせない展開。
 ちょっと気になったのは、ルカの本体を誰も気にしていなかった事でしょうか。

 寄せ玉となってクライマックスへとドラマはなだれ込みます。


posted by えみりおん at 14:05 | Comment(0) | TrackBack(0) | アニメ感想 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年06月18日

咲-Saki- 阿知賀編 episode of side-A 第11話「決意」


 走ってきて止まる時に足が前に出るポージング。
 タイトルに組み込まれていたり、EDでも一瞬そのポーズを取る猿(スマン、もう名前忘れたw)。
 こういう感じでビジュアルにてキャラを立たせられれば、それだけで1クール持つというものです。

 …でも、さすがに試合にすら参加出来ないクロちゃんは不憫ですなあ。
 空気高校阿知賀、すっかり他の高校の引き立て役になってしまっております。

 そろそろ最終話なんですが、猿まで回ってくるのか?
タグ:咲-saki-
posted by えみりおん at 05:41 | Comment(0) | TrackBack(0) | アニメ感想 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年06月17日

戦国コレクション 第11話「Brutal Maiden」

 オチの警察がグルというのはなかなか面白かった。

 ただ今回は作画が振るわず、どこまでが演技なのかなどが「キャラクターの演技的」に少し分かりやすすぎたかな、という感じ。
 詐欺トリックに見せ場が集中していたからか、大使館の娘との心の繋がりに割く時間も取れなかったのも残念でした。

 わりと当たり外れは大きいのですが、それでも当たると凄いのがこのアニメ。
 色々な意味でスリリングです。

posted by えみりおん at 23:26 | Comment(0) | TrackBack(0) | アニメ感想 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

LUPIN the Third 峰不二子という女 第11話「愚か者の祭」

わーい(嬉しい顔)

 初代ルパン4話「脱獄のチャンスは一度」では、誇りを奪われたルパンが自分の死刑とスレスレに1年かけて銭形に復讐する話。
 ルパンVS複製人間では、自分が複製された偽物かもしれないという怒りで神にも近いマモーと対峙する。

 男の誇り、そして夢を奪われる事を最も忌み嫌っていたのが初代ルパンでした。
 そして原点回帰を目指したこのシリーズで、やっとそこにたどり着いたかという感じです。

 久しぶりに「ルパン三世」を見ました。

posted by えみりおん at 22:34 | Comment(0) | TrackBack(0) | アニメ感想 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

銀河へキックオフ!! 第11話「反撃!」

 正直言いますと非常に安定した作品なので、必死になって見続けることもないかなとか思い始めていたのですが、シカケが上手くてハマってしまいますね。

 特に今回は無名の審判にとても素晴らしい役割をさせており、ちょっと目が冷めました。
 コーチがまだ持っている悪い意味での精神的な子供っぽさが露呈してしまった感じ。

 そして怪人ヒゲメガネの正体が明かされると同時に、遂にクリーチャーママンが…!

 いやあ、次回が楽しみでしょうがありません。


posted by えみりおん at 22:03 | Comment(2) | TrackBack(0) | アニメ感想 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

咲-Saki- 阿知賀編 episode of side-A 第9話「最強」

 訳の分からない右手の高速回転とか、ハッタリの効いた演出が久しぶりにみられて痛快。
 おねーちゃん、ラスボスの風格ドッシリです。

 対してそういうキャラなのでしょうがないのですが、クロちゃんのヨワヨワなこと。
 すばらっウザいくらいの不屈の闘志と、それに触発されるトキちゃん。

 というか、仮に見せ場を作れなくてもすばらっの代わりにトキちゃんの触媒になるくらいのことはやって欲しかったなあ。
 ひょっとしてクロちゃん、また阿知賀苦戦の戦犯になるのかなあ…。


タグ:咲-saki-
posted by えみりおん at 21:00 | Comment(0) | TrackBack(0) | アニメ感想 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

スマイルプリキュア! 第19話「パパ、ありがとう!やよいのたからもの」

わーい(嬉しい顔)

 プリズナーNo.6というドラマでは主人公は名前を剥奪されて「ナンバー6」と呼ばれます。
 それは個人の剥奪であり、彼はドラマのOPで毎回「番号なんかで呼ぶな、俺は自由な人間だ!」と叫ぶのです。

 名前というのは一生ついてまわるものであり、それは自分のアイデンテティ。
 毎日皆から呼ばれ、自己紹介でその名前を口にする。

 毎日無意識の様に口にする言葉は、いつしか暗示にもなってその子の人格形成にも大きく関わってくるのです。

 今回は雨という大道具でやよいの心象を見せ、蓮の葉に水が流れるなど、心の動きを背景に演技させる演出が素晴らしく。
 またバトルシーンでは真上からと思ったら真下からと、凝ったアングル。
 そして敢えてお約束を外して、やよい単独の技で敵を倒させる心遣い。

 素晴らしいお話でした。



posted by えみりおん at 12:58 | Comment(0) | TrackBack(1) | アニメ感想 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

モーレツ宇宙海賊 第23話「目指せ!海賊の巣」

 かたや最新鋭テクノロジーの重力制御戦艦。
 かたや「ゴンゴンゴン」というエンジン音を鳴らしながら走るアナクロ海賊船。

 様々な技術における最新鋭というものに対する憧れがあると同時に、我々人間は古いものや今は意味を忘れてしまった様な伝統に対する敬意もあります。

 いつの時代にも新しいものと古いものは混在し、世界はカオスに満ちているものです。

 ちょっとした作戦会議もメイド喫茶でスイーツを食べながらさせるとあらまあ華のあること。
 これから弁天丸クルーが中心となるのでしょうが、ヨット部の皆さんの描写もまたあると嬉しいですね。


posted by えみりおん at 12:18 | Comment(0) | TrackBack(0) | アニメ感想 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

さんかれあ 第10話「強い…思い…」

 団一郎が手にするフェンシングの剣は権力の象徴。
 その権力に囲まれていた上に、もともと手袋を常用するなど潔癖症なところも合わさってか、ピュアなもの、か弱きものに対する耐性がゼロに近くなってしまったのでしょう。

 良くないとされているものを遮断して育てると、こういう人間が出来上がってしまうものです。
 せめて有害コミックを隠れて読むくらいの悪ガキっぽさがあれば、この悲劇は生まれなかったのかもしれません

 剣は権力の象徴と同時に、男根の象徴でもあり。
 彼の抑圧された性欲は、より捻くれた形で散華家を支配する事となりました。

 しかし面白いのは予告。
 本編がシビアなだけに、こういう所で気持ちを切り替えさせてくれると助かります。

タグ:さんかれあ
posted by えみりおん at 11:24 | Comment(0) | TrackBack(0) | アニメ感想 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年06月16日

戦国コレクション 第10話「Ambitious Princess-II」

 さすがに2話連続となるとちょっとテンポの悪さが気になります。
 が、最近のアニメにありがちな意味のない水っぽい台詞とかではないので、これはこれで良いかなと。

 変にツッパってるボケと、ヨワヨワなツッコミが良いコンビになっていて、見ていてほっこりしました。
posted by えみりおん at 21:53 | Comment(0) | TrackBack(0) | アニメ感想 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

戦国コレクション 第9話「Ambitious Princess-I」

 異界から来た人物が、現代の価値観とぶつかってトラブルを巻き起こす。
 こういうシンプルで力強いプロットの作品って、ここの所アニメではとんと見なくなっていました。

 今だと既に異界から女の子とかが来ている事が前提で、この辺とかはすっ飛ばしちゃいますからね。

 何気にイロモノだと思われたこのアニメですが、実は「銀河へキックオフ!!」並みの王道アニメなのかもしれません。
posted by えみりおん at 21:22 | Comment(0) | TrackBack(0) | アニメ感想 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

戦国コレクション 第8話「Regent Girl」

 おむすびころりんから始まり、ヒデヨシ・イン・ワンダーランド。
 意味が有りそうで無さそうな言葉遊びの応酬。
 この様に枝葉でくらまそうと企んでるお話の時は、根幹のみを見ることです。

ヒデヨシちゃんはお米を愛してる。

 しかしまた凄い不条理モノを持ってきたものです。

 不条理モノは、条理を知らなければ書けないと思います。
 条理をわざと外して書かなければならないから。
 滅茶苦茶書けと言われても人は条理が無いと不安になるので、どうしても意味のあるものを書いてしまうもの。
 ドジソンが「不思議の国のアリス」を創作出来たのも、数学者だった事と無関係とは思えません

 いずれにしても、どれだけ懐が広いんだ、このアニメは。


posted by えみりおん at 20:43 | Comment(0) | TrackBack(0) | アニメ感想 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

つり球 第10話「俺たちのタックル」

わーい(嬉しい顔)

 息抜きの為のお茶目なダック描写でしたが、江ノ島誤爆シーンのリアルさは凄まじく。
 どこで力を抜き、どこに力を入れるかがドンピシャリで心に入ってくる演出はやられました。

 ハルの身体は恐らく擬態で、「涙を流す」という身体反応を経験した事がなかったのでしょう。
 そしてそれはハルが、ユキたち人間と同じだという象徴的なシーンでもありました。

 あらゆる伏線が惜しげも無くバンバン回収されていき、このクライマックスの最中、エキストラのタクシーの運ちゃんにさえキャラ立ちさせてあげられる余裕。

 ココも船長も「おっとどっこい生きていた」だとは思うのですが、要は見せ方です。
 むしろ視聴者は誰も死なない事を願っているのですから、いかにそれをうまく見せるか。

 お手並み拝見なんて上から目線ではなく、次週を楽しみにさせて頂きます。


タグ:つり球 傑作
posted by えみりおん at 13:12 | Comment(0) | TrackBack(0) | アニメ感想 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

つり球 第9話「衝撃のアンダーウォーター」

わーい(嬉しい顔)

 俺のばーちゃんの頭にチラチラ死亡フラグ見せるんじゃねえ!
 泣いちゃいそうだったぢゃねえか!( ;∀;)


 というくらい恐ろしくのめり込んでしまうアニメ。
 前回象徴的に投げられた4つの釣竿は、今回は全員バラバラになってしまいました。

 ダックのお茶目な制服や、水鉄砲に江ノ島踊り。
 心理ドラマの方がキツ過ぎるので、むしろスペクタクルの方に息抜きを持ってきているこの世界観は本当にお見事です。

 そしてばーちゃん。

「この方達は疑うのがお仕事なのよ」とダック隊員の立場を解ってあげ、その上で「どなたか甘いもの召し上がる方?」と一人の人間として接する。

 地球を護る為にはダック隊長らしき人物の様に、非情に徹する必要があります。
 しかしあまりに非情に振り切ってしまうと、山田の様に離反するものも現れます。

 組織の為に動くのは、結局人間なのですから。

 ばーちゃん以上にダックの隊長に相応しい人物はいないと思うのですが、でもばーちゃんは一人の孫のばーちゃんだからこそ、ばーちゃんなのです。
 それに彼女が今までしてきたことは、ユキの話を聞いてあげた事だけ。

 人に命令するのではなく、人を導く者。
 最終的にバラバラになっていた4つの釣竿を、また一つに戻す為に動くのは主人公のユキなのです。

 さあ、物凄いドラマになってきました。
 このまま次を見ます!


タグ:つり球 傑作
posted by えみりおん at 12:21 | Comment(0) | TrackBack(0) | アニメ感想 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

これはゾンビですか? オブ・ザ・デッド 第10話「だけど、それがいい」

 最後がヒロインたちに助けてもらうってパターンは好きではないのですが、まあ今までが楽しかったから良しとしましょう。

 むしろ終始一貫して会話はお茶の間、そしてラストシーンは縁側と、今期はホームドラマに徹してくれたのが嬉しかった。

 この中途半端な話数は何か意味があるのかは知りませんが、次のシリーズもアリ前提みたいですし、楽しみにしておきます。


posted by えみりおん at 08:33 | Comment(0) | TrackBack(0) | アニメ感想 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

銀河へキックオフ!! 第10話「須黒スペシャル」

 話が本筋から離れそうになったり、もしくは気持ちを切り替えたい時などにザックに一声吠えさせる。
 これだけでカチッと本流に戻る。
 こういう犬というキャラクターの使い方ですら堅実な作品。

 さすがにそろそろ作画が崩れ始めてきてはいますが、基本的な作りはしっかりしているので安心です。

 奇をてらった飛び道具ばかりの様なアニメの多い中、この様な基本に忠実な本流のアニメには本当に頑張ってもらいたいものです。


posted by えみりおん at 06:59 | Comment(0) | TrackBack(0) | アニメ感想 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

咲-Saki- 阿知賀編 episode of side-A 第8話「修業」

 魑魅魍魎に囲まれてない池田は生き生きとしてるなあ。

 ワハハもそうですが忍法を使えない連中も弱いわけじゃないので、こういうところで見せ場を作ってくれるとファンとしても楽しいところです。
 また大会ですとどうしてもロケーション的にも同じ見栄えになってしまいますし、基本私語は慎まなければならないので正直面白味にかけてしまう恐れはあり。

 なので、こういう修行編は大歓迎です。

 そして遂にお姉ちゃん、そしてOPで気になってたすばらっの人が登場。
 お姉ちゃん無双になるのは目に見えていますが、声からしてなんかやりそうなすばらっも期待したいところです。

タグ:咲-saki-
posted by えみりおん at 06:07 | Comment(0) | TrackBack(0) | アニメ感想 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年06月13日

キングダム 第1話「無名の少年」

 とりあえずこの、玩具みたいな兵士たちとか映像を何とかして欲しかったかなあ。
 二人がいかに強いかというのも、戦っているのがラスト以外二人しかいないものだから比較対象が無いのも辛い。

 とはいえ、熱血系の主人公が久しぶりに見ることができてその意味では嬉しかった。
タグ:1話切り
posted by えみりおん at 23:38 | Comment(0) | TrackBack(0) | アニメ感想 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

スマイルプリキュア! 第18話「なおの想い!バトンがつなぐみんなの絆!!」

 体育祭の様に勝敗がはっきりしていて、なおかつ集団競技というモチーフはどうしても理想論に流れてしまいます。
 この様なお話はプリキュアでなくても学校の「みんなでがんばろろう」的な映画で散々見させられてきている筈。

 またクラスメイトの発言や反応が安定していなくてどうもしっくり来ません。
 新しい切り口、または別の視点からの切り口か欲しかったでしょうか。
posted by えみりおん at 20:08 | Comment(0) | TrackBack(1) | アニメ感想 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

モーレツ宇宙海賊 第23話「海賊狩り」

 Aパートにてまた1年進級し、この生活にも慣れたという描写。
 こういう時に来るのは「試練」そして「卒業」でしょう。

 シャトルでの送り迎えの時、ケインとの会話で少しセンチメンタルな気分になってしまうマリカ。
 このままの楽しい時がずっと続けばいいな。
 そう思っていたのかもしれません。

 しかしそのケインは何かを知っているもよう。
 最後に立ちはだかる仮面の男は、ドラマの定番的にはマリカの父親ではないかと思われますが…さて。
posted by えみりおん at 19:43 | Comment(0) | TrackBack(0) | アニメ感想 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

さんかれあ 第9話「母の…手…」

 ちょいとキツいお話も続いていたところで、めろちゃんの息抜き回。

 OPでみんなが手を振り下ろすカットで一人だけ手を上げてる子とか可愛いなあとか思ってましたが、予想通りおこちゃまな二人で楽しかった。

 家事全般をこなしたり、千紘とわんこの痴話喧嘩に踏み入らなかったりなど、聡明そうなところを見せるめろちゃん。
 しかし唯一の母の思い出である手の冷たさを礼弥に感じ、激しく動揺する様は、やはり子供なんですね。

 さて次回は散華家の過去でしょうか。
 ここで息抜きをしておかないと観る覚悟が出来なさそうな感じですね。
タグ:さんかれあ
posted by えみりおん at 13:21 | Comment(0) | TrackBack(0) | アニメ感想 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年06月12日

つり球 第8話「嬉しくてファイティング」

 同時に投げられる四本の釣り糸。
 さくらの事件をきっかけに四人の心が一つになった瞬間です。

 こんなにほのぼのした世界観の中で、一体どうなってしまうのかというハラハラ感が常に漂っており。
 しかしラストには絶対に視聴者が嬉しくなる様な終わり方になるという確信を持てるくらいに、ここのスタッフには絶大な信頼を寄せてしまいます。

 このアニメを構成がどうのとか分析しながら観るのは、全部終わった後でもいいかな。
 このまま物語に身を任せる事にしましょう。
タグ:つり球
posted by えみりおん at 22:26 | Comment(0) | TrackBack(0) | アニメ感想 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

LUPIN the Third 峰不二子という女 第9話「湯けむり慕情」

 こちらも視聴断念と言いつつ見続けている作品。

 放映当初、既に出来上がっているキャラクターに後付け設定はどうなのかと懐疑的で、特に色香で人を惑わす峰不二子に対して幼少時の性的虐待を入れてくる辺りのあざとさが少々気になっていました。

 あくまでフィクションの登場人物としての話ですが、不二子を性的虐待程度で心が折れる弱い女にして欲しくなかったというのが正直なところです。

 とまあここまで書いてしまったのは不満をぶちまけるためではなく、今回の温泉街という猥雑な雰囲気が非常に素晴らしいロケーションとなって、人の心に巣食うザワザワしたものを表面化したような映像になっていたことに感動したからです。

 今までは時代考証的に古くしようという試みが多く見られたのですが、どうもそれは古臭さに直結してしまう感じがあり。
 しかし今回は1960年代〜70年代の和洋折衷サイケデリックな世界観が、キャラクターの心情に見事にマッチしておりました。

 まだまだ見続けますよ。
タグ:ルパン三世
posted by えみりおん at 20:03 | Comment(0) | TrackBack(0) | アニメ感想 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

これはゾンビですか? オブ・ザ・デッド 第9話「ああ、マイダーリンはロクデナシ」

 前期中盤の様な凄まじいシリアス回が来るかと思ったら、その意味では肩透かしを喰らいましたが、全く不快にならない作りに自分でも驚いています。

 同人誌の手伝いとライブとのブッキング。
 その同人誌は、こんな人生だったら良かったなというユーの夢。
 これは旦那さんとしては絶対に護らなければならないものです。

 みんなはこの誠実さに惹かれてくるんでしょうね。

 むしろこのままシリアスバトル無しで、今期終わらせてくれるのも良いかなと思っております。
 つか正直、その辺のいらないw
posted by えみりおん at 19:34 | Comment(0) | TrackBack(0) | アニメ感想 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

銀河へキックオフ!! 第9話「突破口!」

 試合シーンがアッサリしているのが少し物足りない気はしますが、この作画の質を抱えてなので文句を言ったらバチが当たりますか。

 引き付けてという指示に逆走したりなど、面白い行動を取る三つ子。
 彼らが丸くなってしまうと恐らくお話は面白くなくなってしまうでしょうから、このまま突っ張って欲しいものです。

 また逆にクリーチャーから美少女への変身を期待していた玲華ちゃんですが、もう玲華ちゃんはこのままで良いんじゃないかとも思い始めてきました。

 全国に同じ悩みを持っている子供って沢山いるでしょうしね。
posted by えみりおん at 19:07 | Comment(0) | TrackBack(0) | アニメ感想 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

スマイルプリキュア! 第17話「熱血!あかねのお笑い人生!!」

 アニメって定期的にこういう謎のコラボやりますよね。
 お笑いに全くと言って良いほど興味が無く、当然このお二人の事も知らない私にとっては非常に居心地の悪い30分でした。

 しかし私はこれを見ていて、とあるフレーズを思い出しました。
 地団駄さんの「気になります!」という台詞です。

 私はあのアニメを見ていて地団駄さんの言う謎が気になった事が一度も無く、しかしヒロインが「気になる」と言ってるのなら気にならなきゃいけないポイントなんだろうなと嫌々思っているうちに見るのがしんどくなってしまった次第で。

 本当ならヒロインに言われなくても視聴者が気になるように絡めとるのが構成というものではないかと。
 アニメのお笑いで観客が笑っているカットインサートが、地団駄さんに見えてしまった次第です。

 更に言えば今回はFUJIWARAさん達にとっても辛い1話だったと思います。

 ライブの本領は舞台に立っての自分の身体とタイミングによって決まります。
 しかし全てアニメ演出のタイムシートに嵌めこまれたタイミングで、そして自分の動きではなく作画マンに全て託された動きでのお笑いが、本人たちの意に沿ったものかは甚だ疑問です。

 もちろんそれを分かった上でコラボしなければならないという大人の事情もあるのではないかと予想もされますが、子供向けアニメにそういう部分を持ち込んで来ると夢が壊れてしまうのではないかと心配になってしまう今日この頃です。

 でも、色々と実験してるなという意味では無駄な回では無かったかもしれません。
タグ:プリキュア
posted by えみりおん at 07:50 | Comment(0) | TrackBack(1) | アニメ感想 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年06月10日

戦国コレクション 第7話「Refined Bard」

わーい(嬉しい顔)

 昭和のかおりがキーワードでしょうか、今回は演歌の世界。

 昔は今と違いパソコンで最新情報を得る事も、通販すらも気軽には出来ませんでした。
 だから今の人は夢が破れてもあまり実感がわかないのではないでしょうか。

 夢破れ、最果ての地に、咲く花よ。

 演歌は北のイメージ。夢が破れた人は上野駅から日本海の東北へ帰って行いったもの。
 そこには冷たい風が吹きすさび、昔の事を語りたがらない人達が酒場へ集まり慰め合うのです。
注) 昭和演歌の世界のイメージですヨ!


 みんなは感情を言葉に出す事を忘れてしまったかの様でしたが、そこにひょっこり俳人が現れました。
 彼女は何するでなく心に感じた事を言葉にし、誰に聴かせるでなく詩を詠みます。

 人は言語でしか考える事は出来ないと言われています。
 何かもやもやしたものが心のなかにあっても、それを言葉に出さないと意識に上がってこないものです。

 貴方のピアノを聞いてみたいと言った芭蕉ちゃんは、余計な事をしたと反省します。
 彼女は俳人です。自分の詩を紡ぐだけで、誰かに説教をする為に言葉を使っているわけではありません。
 そんな優しい芭蕉ちゃんでしたが、自分の心から出てきた言葉から、さとしが逃げることを許しませんでした

向かい風、前髪立って、おでこ全開

 短いセリフの中にいかに多くの世界やドラマを入れていけるか。
 戦国コレクション。今期傑作の中の一つです。


posted by えみりおん at 18:14 | Comment(0) | TrackBack(0) | アニメ感想 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年06月08日

モーレツ宇宙海賊 第21話「決戦!ネビュラカップ」

わーい(嬉しい顔)

 ドキドキしたりピリピリしたりしている他の部員たちをよそに、楽しそうに星座の本を買うアイちゃん。
 レース開始直前まで一人その本を読んでリラックスしている彼女。

 もしこの星に風の神様がいたとしたら、アイちゃんはその神様に祝福されている事でしょう。

 同時に「仕事」をする大人たちも素敵。
 特に今回の大会委員長は実に良いキャラ立ちをしていて、レースを愛するあまりに暴走するその姿は滑稽ですがカケラも憎めません。

 宇宙船が大気圏内に落ちてくるというトンでもない絵面も凄いですし、弁天丸の危機にアイちゃんが駆けつけて風を教えてあげるシーンも素晴らしかった。
 前回既にアイちゃんの素質を見抜いていたケインは彼女の言葉が終わる前に舵を切ります。

 この数秒に満たないワンカットに、アイちゃんによせるケインの絶対的な信頼感が溢れています。
 これぞ演出。

 そして全てのモニターが死んでしまったヨットのフードを開けるアイちゃん。
 もう優勝は出来ないだろうけど、この星でしか感じられない濃い風を肌いっぱいで感じるその姿は、エアコンの効いた部屋の中でアニメを見ている自分が恥ずかしくなってしまうくらい生き生きとしています。

 そしてアイちゃんは大好きな星座の本で覚えてしまったのでしょう星の位置で方角を見て、機械操作で舵を取り、ゴールへと向かうのです。

 伏線の張り方が上手いとかいう映像作品の構成云々以前に、なんか人間のあるべき姿をアイちゃんから教えてもらった気がして、見終わった後で感動でいっぱいになってしまいました。

 アイちゃん編、楽しませて頂きました。
 いやほんと、このアニメ切らなくて良かったですよ。


posted by えみりおん at 15:38 | Comment(0) | TrackBack(0) | アニメ感想 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年06月06日

さんかれあ 第9話「偽りの…自由…」

 謳歌する青春の中には崩れゆく肉体があり。
 楽しいデートでも同じ物を食べることが出来ない現実があり。

 散華家配下の連中も作風を乱さない少し間抜けで凡庸な描写はしているものの、突破係、脚、頭部としっかりプロフェッショナルしており、この様な地に足のついたリアリティを描いてこそ、ゾンビという非日常も同じようにリアリティを持つものです。

 宇宙人や妖精とかと同じ感覚でゾンビを女の子に設定してくる萌えアニメもありますが、ここまで生ける屍というものに真面目に取り組んでいる萌えアニメはそうはないと思います。

 死んだものは二度と生き返らないという世界観的約束をしっかり護り、あの父親を殺すなどの社会的にムチャな展開も出来ず。

 唯一の希望の光は礼弥の母親でしょうか。
 アルコール依存症という事は、現実から目を背けている可能性が非常に高く、彼女が現実に目を向けた時に一筋の光が見える気がします。

 それでも、礼弥の肉体は朽ちていくのですが…。

 デートシーンが微笑ましく感じられるほど、切なくなるアニメです。
タグ:さんかれあ
posted by えみりおん at 13:07 | Comment(2) | TrackBack(0) | アニメ感想 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年06月04日

つり球 第7話「切なくてカウントダウン」

わーい(嬉しい顔)

 前回のどんでん返しから一体どうなるんだろうとハラハラしていたら、今度は別のどんでん返しが。
 視聴当初は地味なシュール作品かと思っていたのですが、今一番エキサイティングなアニメかもしれません。

 この作品は会話にとても気を使っており、それはクライマックスシーンではなくむしろ日常シーンで輝いています。
 今回はハルを抜かした3人で釣りをしているシーン。

 いつまでも教えてもらっているばかりじゃなくて自分で考えろと助言する夏樹は、自分で考える為の様々なヒントをユキに与えてやります。
 職業柄まず人を疑うところからはじめるインド人は、同じ事をしていたら敵(宇宙人)に欺かれると助言。
 それに対して夏樹は「同じ事なんかしてねえよ、さっきから色々試してる」と深い洞察力をみせます。

 そんな完璧な人間に見える夏樹でしたが、結局は妹の優しさに甘えていただけ。
 父との確執も、あのしっかりした妹が地味にフォローしていてくれていたから破局に至らなかったのでしょう。

 家の中で妹だけは自分の味方だ。そう勝手に思い込んでいた夏樹に向かって暴言を吐くさくら。
 当然です。彼女はまだ小学生です。
 しかし裏切られてしまったと錯覚したのか、その心の支えの妹に手を上げてしまった夏樹。
 更にさくらの心を代弁してやろうとしていたユキに「お前に何が分かるんだ」という友人として言ってはならない一言を言ってしまいました。

 前回のハルの行動もどうやら自分の意志と関係の無いところで動いてしまうものなのか、夏樹もハルも心を痛めています。

 でもどんなに心が痛んでも不快にならないのがこの作品の素晴らしいところ。
 未熟な二人の少年たちに、いまこそ与えてもらったものを返す時。

 さあ主人公、動き出せ!
タグ:つり球 傑作
posted by えみりおん at 23:43 | Comment(0) | TrackBack(0) | アニメ感想 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年06月02日

これはゾンビですか? オブ・ザ・デッド 第8話「フー、京子ちゃん合コンだゼッ!」

 相変わらず良い感じに硬軟とり乱れた展開。
 ただ禁書目録あたりから流行りだした狂気の変顔はどうもいただけません。

 例えばいかにも私はチンピラヤクザですというファッションで肩を怒らせて歩いている人がいたとしたら、周囲の人は危険だと解るので難癖を付けられる前に回避します。
 しかし全く普通の服装と表情で、挨拶でもする様に人を刺し殺す殺人者がいたとしたら事前に避けようが無くこちらの方が何をしでかすか分からない恐怖心がより強く出ます。

 確かに狂気を変顔で見せるのは分かりやすいのですが、分かりやすいぶん行動が読めてしまいます。

 この辺、そろそろ流行り的に別の流れになると良いかなあと思います。
posted by えみりおん at 20:20 | Comment(0) | TrackBack(0) | アニメ感想 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
タグクラウド
1話切り AKB0048 Angel beats! Another ARIA Aチャンネル BACCANO! BLOOD-C B★RS C C3 C3部 CANAAN Candy boy DARKER_THAN_BLACK GA GJ部 GOSICK HEROMAN Kanon NEEDLESS NO.6 Pandora Hearts PIPOPA RDG sao SF映画 STAR_DRIVER TARI TARI TIGER & BUNNY TVスペシャル UN-GO white album WORKING!! あさっての方向。 あだち充 あっちこっち あの夏 あの花 いつか天魔の黒ウサギ いぬぼく。 うさぎドロップ うぽって!! うみものがたり えびてん えん魔くん おおきく振りかぶって かなめも きんいろモザイク くじびきアンバランス けいおん!! けいおん! げんしけん こどものじかん これはゾンビですか? さくら荘のペットな彼女 ささみさん ささめきこと さらい屋 五葉 さんかれあ じょしらく そふてにっ そらのおとしもの それでも町は廻っている たまゆら ちはやふる つり球 とある科学の超電磁砲 とある魔術の禁書目録 となりの怪物くん とらドラ! にゃんこい! のだめカンタービレ はがない はたらく魔王さま! はなまる幼稚園 ひだまりスケッチ ぽてまよ まおゆう ましろ色 まどか☆マギカ まほろまてぃっく まよチキ! まりあ†ほりっく みつどもえ みなみけ むろみさん めだかボックス ゆゆ式 ゆりるゆり ゆるゆり よみがえる空 れでぃ×ばと! わんおふ アイドルマスター アカギ アクエリオン アクセル・ワールド アザゼルさん アスタロッテのおもちゃ! アスリード アニメ映画 アマガミSS イカ娘 インフィニット・ストラトス エヴァンゲリオン オオカミさんと七人の仲間たち カイジ カサヰケンイチ カードキャプターさくら ガンダム ガールズ&パンツァー キミキス キャシャーン キルミンずぅ キルミーベイベー キングゲイナー ギルティクラウン クライムエッジ クラナド クロスゲーム クロワーゼ グレンラガン ココロコネクト コミック ゴシック サムライガールズ サンレッド シムーン シャングリ・ラ シュガシュガルーン シンフォギア ジュエルペット スケッチブック ストライクウィッチーズ ストロベリーシェイクSweet ストロベリー・パニック! セイクリッドセブン ソ・ラ・ノ・ヲ・ト ダンガンロンパ ダーティーハリー デジモンクロスウォーズ デッドマン・ワンダーランド デュラララ!! ドラゴンクライシス! ドルアーガの塔 ドージンワーク ニコニコ動画 ニャル子さん ハヤテのごとく バカとテストと召喚獣 バスカッシュ! バンブーブレード パパ聞き パンスト ヒャッコ ビビパン ビューティフル・ドリーマー ピクサー フォトカノ フォーゼ フタコイ フラクタル ブラッド・バード プリキュア プリティーリズム ベン・トー ペットな彼女 ペルソナ ホライゾン ポルフィの長い旅 マイメロディ マジカノ マジンガーZ マリー&ガリー ミチコとハッチン ミルキィホームズ ムント モーレツ宇宙海賊 ヨスガノソラ ライドバック ラグランジェ ラストエグザイル ラブライブ! リストランテ・パラディーゾ リルぷりっ ルパン三世 レヴィアタン ロウきゅーぶ! ローゼンメイデン ワタナベシンイチ ワタモテ ヴァンパイアバンド 世紀末オカルト学院 中村健治 亀垣 一 二舎六房の七人 井出安軌 亡念のザムド 京都アニメーション 人類は衰退しました 仮面ライダーオーズ 仮面ライダー電王 会長はメイド様! 佐々木政勝 佐伯昭志 佐藤卓哉 佐藤竜雄 佐藤順一 侍戦隊シンケンジャー 俺たちに翼はない 俺の妹がこんなに可愛いわけがない 倉田英之 傑作 僕H 僕等がいた 充電ちゃん 八谷賢一 出崎統 前川淳 化物語 化猫 名探偵コナン 君と僕 君と僕。 咲-Saki 咲-saki- 四畳半神話大系 坂井久太 坂道のアポロン 堀口悠紀子 変ゼミ 夏のあらし! 夏雪ランデブー 夢喰いメリー 大地丙太郎 大正野球娘。 大関雅幸 大隈孝晴 大魔神カノン 妹がいる! 学園黙示録 宇宙戦艦ヤマト 宮崎駿 宮繁之 富野由悠季 小林利充 小林治 小林靖子 小野学 屍姫 屍鬼 山内重保 岡田麿里 岸誠二 川口敬一郎 庵野秀明 怪談レストラン 恋姫†無双 恋愛ラボ 戦国BASARA 戦国コレクション 戦国乙女 放浪息子 斎藤久 新世界より 新房昭之 日常 星の海のアムリ 星空へ架かる橋 最終話 望月智充 未来日記 東のエデン 東京マグニチュード8.0 桜井弘明 桜蘭高校ホスト部 桜見かつし 森田さんは無口。 森田和明 横手美智子 水上清資 水島努 氷菓 池畠博史 河森正治 洋画 涼宮ハルヒの憂鬱 渡辺はじめ 渡辺敦子 渡辺明夫 瀬戸の花嫁 特別編 狼と香辛料 猫神やおよろず 琉神マブヤー 琴浦さん 生徒会役員共 田中宏紀 田中将賀 男子高校生の日常 百合 百合姫 真マジンガー 真・恋姫†無双 石立太一 神のみぞ知るセカイ 神山健治 神様はじめました 神様ドォルズ 神無月の巫女 福田道生 第1話 第1話 細田守 細田直人 絶対可憐チルドレン 絶望先生 織田信奈の野望 聖痕のクェイサー 自主制作 花咲くいろは 西村純二 西田亜沙子 視聴断念 谷川流 貧乏神が! 超くせになりそう 輪るピングドラム 迷い猫オーバーラン! 進撃の巨人 邦画 鉄のラインバレル 鉄腕バーディー 銀河へキックオフ!! 長井龍雪 陸上防衛隊まおちゃん 雑破業 電波女と青春男 電脳コイル 青い文学シリーズ 青い花 飯田里樹 馬越嘉彦 高屋敷英夫 高橋丈夫 高橋龍也 鬼太郎 魍魎の匣 魔乳秘剣帖 魔法使いTai! 黒執事 1話切り