しかしその反面、死の持つ背徳的な美しさというものに惹かれてもいます。
その理想に最も近かったのは、魍魎の匣の第1話だったでしょうか。
色彩設定の「わたなべひろし」さんとは、あのミンキーモモのわたなべひろしさん。
この方は細田直人さんと同じく監督や演出向きとは思えず、やはりビジュアルパートにて本領を発揮する方の様にお見受けします。
全体的に暗いトーンの中で映える紫陽花色。
地獄少女での真っ赤な彼岸花を思い出します。
適当なアニメですとここら辺までを第1話でやってしまいそうですが、それだと彼女が死に至るまでの説得力に欠けるというもの。
良い感じに進んできましたこの作品。
正直着地点が全く見えないのですが、さてどうなります事やら。