そして演出。
年頃の男の子と女の子が誰もいない廃墟で死体を弄んでいる様な恐ろしくアンモラルな光景なのですが、この二人には全く邪気が感じられず。
まるで映画「禁じられた遊び」のお墓遊びの様なイノセントさ。
対して礼弥の父親描写は、撮された写真こそは美しいのですが、おぞましい程の邪気があり。
屋敷の前でバーブの箱を渡す時、触れた指どうしではなく互いの顔をアップにする演出。
また父に幽閉された礼弥が窓を見るシーンでは、月が顔にかぶさりマミっており。
それはまごう事なき死の暗示です。
ゆったりとしたテンポがとても心地よい作品。
今後の展開に注目したいところです。
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