何れにしても本気で全土を焼き払おうとしていたのではないのは確かで、更に確かなのは他のみんなと同じくアウグスタ・サーラの夢を叶えようとしていた事。
もう誰も死なないで、という願いだけは叶いませんでしたが、みんなが笑顔で暮らせる世界が来る予感のままお話は終わり、後味は良かったです。
わりと目新しいなと思ったのは、サーラの存在に異を唱える人が皆無に近かった事。
母親のファラフナーズでさえ平和を急いた挙句に恨みを買い、殺されてしまったわけで。
その意味ではまだ政治も悪も知らない聖なる存在だったからこそ、その夢にみんなが心を預ける事が出来たのかもしれません。
全体的にもう少し作画が良かったらキャラクターデザインも生きたと思いますし、また3Dパートが結構浮いていたのも気にはなりました。
また、いよいよ戦場に出たかと思ったファムですが、グランエグザイルの中で戦うのは無人兵器だったとか、ちょっと甘いかなあと思ったところもありましたが、ファムに人を殺してほしくないからなあ。
そういう意味では彼女を娘みたいに感じてしまい、甘い評価になるのもしょーがなしとしよう!